トップ > 県政情報・統計 > 広報 > 山梨県の広報番組(テレビ・ラジオ) > 山梨県広報番組UTY山梨いまじん番組リスト > 山梨いまじん「伝統の灯を絶やさずに… ~養蚕業 芦澤定弘~」平成26年7月2日(水曜日)18時55分~19時00分(UTY)
ページID:61145更新日:2014年6月26日
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今回の「山梨いまじん」は養蚕業の芦澤定弘さん。
芦澤さんは、かつて山梨県の主要産業だった養蚕の伝統を守り、その技術を継承していこうと日々奮闘しています。
南巨摩郡富士川町最勝寺。一面に広がる桑畑は、数十年前には県内のいたる所で見られた風景です。
芦澤さんが先代から養蚕を引き継いだ昭和50年頃には、県内にも大きな製糸工場が何軒もあったそうです。しかし、養蚕は良い桑を育て、その桑を蚕に与えて、その蚕を立派な繭にしていくという本当に手間がかかる仕事です。
そのため、次第に果樹への切り替えを行う農家が増え、現在では県内で養蚕に携わる農家は15軒ほどにまで減っているそうです。
しかし、芦澤さんは積極的に機械化を進めて省力化を図り、また遊休農地を増やしてはいけないという思いから桑畑を借り受け、生産規模の拡大を図ってきました。
現在の年間生産量は約2トン。全国でも有数の生産量を誇ります。
さらに、養蚕技術を絶やしてはいけないと、毎年海外からの研修生も受け入れ、技術の承継も行っています。
これらの取り組みが評価され、平成25年度の農水省農林水産祭では、最高賞の天皇杯に次ぐ内閣総理大臣賞を受賞しました。
番組では、今や見ることが難しくなっている養蚕の様子とともに、芦澤さんの養蚕にかける思いをご紹介します。
今回の山梨いまじん、ぜひお楽しみに!
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