トップ > 富士の国 やまなしの魅力 > 歴史・文化を旅する > 郷土に伝わる祭り
ここから本文です。
富士の国 やまなしの魅力
美しい自然と豊かな四季の表情を持つ山梨県は年間を通じてたくさんの祭りが行われ、県内外から多くの観光客が訪れています。
次に紹介する祭りのほかにも、桜まつりをはじめとする各地で四季折々の花の祭り、武田信玄公ゆかりの祭り、夏の夜空を彩る花火祭り、自然の恵みに感謝し豊作を祈る祭り、脈々と受け継がれる伝統芸能祭りなど、様々な祭りが催されています。
信玄公祭りは、戦国武将・武田信玄公の遺徳を偲び、毎年4月12日の命日に合わせて直前の週末に開催される県内屈指のイベントです。舞鶴城公園に集結した約1500名の武者姿の軍勢が甲府の街へ繰り出す、華麗な中にも勇ましい世界最大級の規模を誇る戦国絵巻は圧巻です。
「侍の最大集合記録」としてギネス世界記録に認定されています。
富士山の山じまいのお祭りとして毎年8月26日、27日に行われる北口本宮冨士浅間神社、諏訪神社の両社のお祭りです。
26日午後に大神輿(おおみこし)、御影(みかげ)が氏子町内を一円し、暮れ時になると高さ3メートルにもなる大松明(おおたいまつ)70余本、家毎に井桁(いげた)に積まれた松明に一斉点火されると、町中は火の海と化します。
27日夕闇迫る頃、氏子や見物客が「すすきの玉串」を持ち、神輿と一体になって境内を廻りますさまは荘厳の一語につきます。
塩澤寺(えんたくじ)のお地蔵さんは、二体のご本尊のうち、国の重要文化財指定の地蔵堂に安置されている開扉仏の石造地蔵菩薩像が2月13日正午から2月14日正午にかけての24時間は耳を開き、善男善女の願いを聞き入れ、厄難を逃れることができると言われることから、大祭当日は全国各地から多数の参拝者で賑わいます。願いを聞いてくれるお地蔵さんは、全国でも珍しい石心木仏でうるし塗り、金箔押しで、県の文化財にも指定されています。