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電話詐欺被害に遭わないために手口を理解し、大切な財産を守りましょう。
オレオレ詐欺や架空料金請求詐欺などの特殊詐欺では、ほぼ全ての犯行に電話が使用されています。そこで山梨県警察では、「特殊詐欺」を「電話詐欺」と呼称して被害を防ぐ取組を推進しています。
最近では、30代から50代の若い世代の被害が増加しています。
犯人は様々な手口であなたのお金をだまし取ろうとしています。
インターネット閲覧中に警告音を出して、ウイルス感染している等と表示させ、解除料金名目での請求。
音声ガイダンスで電話料金、サイト登録料の未納料金があるという名目での請求
あなた名義の携帯が犯罪に利用されている、逮捕されたくなければ、あなたの口座のお金を確認する必要があるという名目での請求。
手口は日々変わり、様々な方法でお金をだまし取ろうとしてきます。
その方法も「振込」「宅急便」等や、最近では
プリペイドカードの購入を求めるもの
が増加しています!
また犯人は
国際電話(先頭に+1や+44等の番号)、非通知、IP電話(050等)
を使い連絡してきます!!見覚えがない電話番号や不安を感じたときは、まず警察への相談を!
電話詐欺被害の防止として、固定電話の国際電話の利用休止を申し込むことが有効です。
国際電話不取扱受付センターに電話をして、申込用紙を郵送してもらう方法と、最寄りの警察署にお越しいただき、警察署で用意してある申込用紙を使って郵送する方法があります。
郵送料金もかかりませんので国際電話を利用する予定のない場合は、申し込みされることをお勧めします。
令和5年中の電話詐欺被害は65件(前年比-12件)、被害総額約1億3,265万円(前年比約ー1,219万円)と、被害件数及び被害額ともに減少しましたが、依然として被害額は1億円を超えており、非常に厳しい状況です。令和5年中は、息子や孫等の親族をかたるオレオレ詐欺、各種事業者をかたり「未納料金がある」「施設の入居権を譲ってほしい」などといい、架空料金を請求する架空料金請求詐欺、市町村職員をかたって「保険料等の払い戻しがある」「手続きは今日までで、ATMで手続きが可能です」などといい、ATMで振込をさせられる還付金詐欺、振込手続きをしたいがキャッシュカードが古くなっている。カードを交換する必要がある。」などと被害者宅を訪れ、キャッシュカードを盗み取るキャッシュカード詐欺盗が多発しました。
「電話でお金の話」「ATMで還付金」「オレだけど携帯なくした」という言葉は危険です。ご家族やご近所の方へ注意を呼び掛けてください。
市町村別の電話詐欺被害認知状況(暫定値)はリンクから確認してください。
電話詐欺には家族の絆がとっても重要です。日頃から家族でコミュニケーションをとり、なんでも相談できる関係を築きましょう。なにかあった時には「合言葉」や「約束ごと」を決めておくことも効果的です。
お子さんやお孫さんみんなで電話詐欺撃退メッセージカードを作って、おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントしよう!!表がぬりえになっているので、楽しく描いて、電話詐欺を防止しましょう。
メッセージカードは、電話の近くに置いて、おじいちゃん、おばあちゃんがいつでも見られるようにしましょう!