「しっかり働き、しっかり休む!」
エンドレスハウザー山梨株式会社
所在地 |
笛吹市境川町三椚862-1 |
事業内容 |
工業用計測機器の製造・販売 |
従業員数 |
76人(男性5人・女性97人) |
取組のきっかけ
ワーク・ライフ・バランスの実現は個人にとっても会社にとっても重要であることは認識していましたが、積極的な取り組みはしてきませんでした。
ワーク・ライフ・バランス推進活動支援事業を県労政雇用課より紹介いただき、実際に何に取り組み、どのように進めていくか専門家に相談し、人事部門として検討していきたいと考えました。
取組内容
- 専門家によるリーダー層のヒアリング
- 労働組合によるアンケートの実施
- 相互支援するための業務マニュアルの作成
- 多能工化* 業務の繁閑に合わせ、他グループへの応援を行う
- 管理職の呼びかけによる、残業の削減
- 専門家による年次有給休暇に関する制度導入の提案
4・5は以前からの実施を継続、推進しました。
*多能工化…一人で複数の異なる作業や工程を遂行する技能を身につけた人材を教育・訓練する仕組み
社員の声
- 管理や調整業務のため休暇が取りにくいと感じるが、必要な時には取れています。
- 多能工化は教育・習熟に時間がかかるため、忙しくなる前から実施する必要がある。ルーチン業務でない場合は、教育の機会も少なく難しいと思います。
- 情報の共有、業務配分の見直し、マニュアル作成を実施しているが、専門的な業務は簡単には覚えられないので、別のアプローチが必要ではないでしょうか。
効果と課題
(効果)
- 取り組み1、2の結果 休暇取得に対する考え方は各自のライフスタイルや、ライフステージによって様々であることがわかりました。
- 取り組み3の結果 業務の内容がわかり、相互支援するための準備が進みました。
- 取り組み4、5の結果 他の要因もあったが、時間外労働の削減ができました。
(課題)
- 多様な考え方に対応できる休暇制度や働き方の仕組みが望ましい。
- 多能工化が難しい業務をどのような方法でカバーするか再度検討が必要。
- ワーク・ライフ・バランスとは何か、充実した人生の実現のために、制度をどう生かすかの意識醸成を図る必要がある。