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ページID:54853更新日:2017年1月5日
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平成25年6月27日(木曜日)に当センターにおいて「平成25年度第1回課題評価委員会」が開催されました。これは、外部の評価委員に試験・研究の課題や研究成果に対する評価をいただき、関係業界の技術高度化や新製品開発への貢献及び試験研究活動の活性化や効率化を図ることを目的とするものです。
1 評価委員(敬称略五十音順)◎:委員長○:副委員長
氏名
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所属・役職
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専門分野
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小澤一昭 | (株)山梨県環境科学検査センター 代表取締役社長 |
化学
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◎
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清弘智昭 | 山梨大学 名誉教授 |
機械・電子
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○
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園家啓嗣 | 山梨大学 大学院医学工学総合研究部 教授 |
機械
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前田市郎 | (株)前田源商店 代表取締役 |
繊維
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三浦幸徳 | 三浦化成工業(株) 専務取締役 |
プラスチック
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2 評価対象課題
平成24年度に終了した研究課題(5テーマ)の事後評価をいただきました。
No.
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研究課題
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評価分類 |
1
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バナジウム媒染による繊維の濃黒色化に関する研究 | 事後評価 |
2
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天然素材による生糸のセリシン定着加工 | 事後評価 |
3
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プラスチック射出成形の金型温度についての研究 | 事後評価 |
4
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プラスチック射出成形におけるガス成分付着による外観不良対策の研究 | 事後評価 |
5 | ESD法による太陽電池用薄膜の作成技術に関する研究 | 事後評価 |
3 評価方法
評価対象の5課題については、研究成果の概要をまとめた「研究結果報告書」並びに研究成果を詳細に記述した「研究報告書」を予め評価委員に送付し、事前に書面審査をお願いしました。
評価委員会当日は、関係職員が出席し各課題毎に研究主任者が研究の目的や研究の方法、結果等の説明を行った後、委員各位から意見・助言を受け、全課題の個別説明が終了した後に、評価委員長より各課題に対する評価と講評をいただきました。
なお、評価、採点に関する基準は次のとおりです。
【評価項目】
事後評価の評価項目
1) 研究開発の結果
2) 研究成果の実用性及び今後の展開
【評価点】
評価点は5段階評価とし、各ランクの評価基準を次のように設定しました。
5 |
適切 |
4 |
| |
3 |
妥当 |
2 |
| |
1 |
不適当 |
4 評価の結果
評価の採点結果は次のとおりです。
No.
|
研究課題
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総合評点 |
1
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バナジウム媒染による繊維の濃黒色化に関する研究 |
4 |
2
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天然素材による生糸のセリシン定着加工 |
3 |
3
|
プラスチック射出成形の金型温度についての研究 |
3 |
4
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プラスチック射出成形におけるガス成分付着による外観不良対策の研究 |
3 |
5 |
ESD法による太陽電池用薄膜の作成技術に関する研究 |
3 |
評価対象5課題の平均は「3.2」であり、最高点は「4」、最低点は「3」でした。
課題評価の主な意見は次のとおりです。
◎全体総括
・繊維関連のテーマはかなり精度の高い内容になっていた。
・プラスチックの射出成形に関する2テーマは、成果を現場へ活かす方法の検討も必要。
・企業現場を支援するテーマに加え先を見据えたテーマがあってもよい。
○「バナジウム媒染による繊維の濃黒色化に関する研究」(平成23~24年度実施)
・地域の活性化につながる研究で評価できる。
・完成度も高いため、特許・実用新案の取得を目指して欲しい。
○「天然素材による生糸のセリシン定着加工」(平成23~24年度実施)
・天然の素材を用い実用化を目指した内容が素晴らしい。
・メカニズムの解明を行い、製品として売れるもの、市場性まで考えて進めて欲しい。
○「プラスチック射出成形の金型温度についての研究」 (平成23~24年度実施)
・簡易的な評価方法としては良いが、サーモグラフィーだけでは不十分なのでもう少し精確なデータを取った方が良い。
・CAEとの一致など有用性が再確認できたことは良かった。
○「プラスチック射出成形におけるガス成分付着による外観不良対策の研究」 (平成23~24年度実施)
・ガス付着防止にコーティングを考案し、付着物除去にレーザマーカを検討する等創意工夫がみられる。
・現場で使えるレーザマーカを開発してもらいたい。
○「ESD法による太陽電池用薄膜の作成技術に関する研究」 (平成24年度実施)
・テーマに対する意見もあるが、研究としては面白く未来を見据えたものとして必要。
・標準テストだけではなく、他の評価方法等も行い比較していって欲しい。
以上