トップ > 組織案内 > 山梨県産業技術センター > 富士技術支援センター > ニュース&トピックス(平成25年度) > 平成25年度第2回課題評価委員会の結果について
ページID:56428更新日:2017年1月5日
ここから本文です。
平成25年10月3日(木曜日)に当センターにおいて「平成25度第2回課題評価委員会」が開催されました。これは、外部の評価委員に試験・研究の課題や研究成果に対する評価をいただき、関係業界の技術高度化や新製品開発への貢献及び試験研究活動の活性化や効率化を図ることを目的とするものです。
1 評価委員(敬称略五十音順)◎:委員長 ○:副委員長
氏名
|
所属・役職
|
専門分野
|
|
小澤一昭 | (株)山梨県環境科学検査センター 代表取締役社長 |
化学
|
|
◎
|
清弘智昭 | 山梨大学 名誉教授 |
機械・電子
|
○
|
園家啓嗣 | 山梨大学 大学院医学工学総合研究部 教授 |
機械
|
前田市郎 | (株)前田源商店 代表取締役 |
繊維
|
|
三浦幸徳 | 三浦化成工業(株) 専務取締役 |
プラスチック
|
2 評価対象課題
平成26年度に実施予定の研究課題(3テーマ)に対する事前評価をいただきました。
No.
|
研究課題
|
評価分類 |
1
|
キュプラ糸の改質加工に関する研究 | 事前評価 |
2
|
織物製品の市場投入に関する調査研究 | 事前評価 |
3
|
マイクロ流体デバイスの医療検査への応用-血小板凝集機能検査システムの開発- | 事前評価 |
3 評価方法
評価対象の3課題については、研究内容の概要をまとめた「研究計画書」並びにポンチ絵等の「補足資料」を予め評価委員に送付し、事前に書面審査をお願いしました。
評価委員会当日は関係職員が出席し、各課題の研究主任者が研究の目的や研究の方法、見込める成果等の説明を行った後、委員各位から意見・助言を受け、全課題の個別説明が終了した後に、評価委員長より各課題に対する評価と講評をいただきました。
なお、評価、採点に関する基準は次のとおりです。
【事前評価の評価項目】
1) 研究目的の的確性
2) 研究内容の合理性・新規性
3) 目的達成の可能性
4) 期待される成果
5) 予備研究の実施状況
【評価点】
評価点は5段階評価とし、各ランクの評価基準を次のように設定しました。
5 |
適切 |
4 |
| |
3 |
妥当 |
2 |
| |
1 |
不適当 |
4 評価の結果
評価対象3課題(事前評価)の総合評点は以下のとおりです。
No.
|
研究課題
|
総合評点 |
1
|
キュプラ糸の改質加工に関する研究 |
3 |
2
|
織物製品の市場投入に関する調査研究 |
4 |
3
|
マイクロ流体デバイスの医療検査への応用-血小板凝集機能検査システムの開発- |
3 |
課題評価の主な意見は次のとおりです。
○課題毎のコメント
「キュプラ糸の改質加工に関する研究」
・業界単独ではできないのでこのような先行研究はありがたい。しかし、もう少し機能を優先する等目標を絞った方が良い。
「 織物製品の市場投入に関する調査研究」
・非常に良い調査研究である。しかし、研究期間が短すぎるため延長した方が良い。分析手法を調査して分析精度を高めてほしい。
「マイクロ流体デバイスの医療検査への応用-血小板凝集機能検査システムの開発-」
・発想が非常に面白い。しかし、優位性を出していくのは難しい感じがする。加工方法は他の方法も検討してほしい。
以上