トップ > 組織案内 > 山梨県産業技術センター > 富士技術支援センター > ニュース&トピックス(平成28年度) > 平成27年度第2回課題評価委員会の結果について
ページID:68887更新日:2015年10月21日
ここから本文です。
平成27年9月29日、当センターにおいて「平成27度第2回課題評価委員会」が開催されました。これは、外部の評価委員に試験・研究の課題や研究成果に対する評価をいただき、関係業界の技術高度化や新製品開発への貢献及び試験研究活動の活性化や効率化を図ることを目的とするものです。
1 評価委員(敬称略五十音順)◎:委員長 ○:副委員長
氏名
|
所属・役職
|
専門分野
|
|
◎ | 小澤一昭 | (株)山梨県環境科学検査センター 代表取締役社長 |
化学
|
○
|
小谷信司 | 山梨大学 大学院医学工学総合教育部 教授 |
電気電子
|
|
平晋一郎 | 山梨大学 大学院医学工学総合研究部 准教授 |
機械工学
|
前田市郎 | (株)前田源商店 代表取締役 |
繊維
|
|
三浦幸徳 | 三浦化成工業(株) 専務取締役 |
プラスチック
|
2 評価対象課題
平成28年度に実施予定の研究課題(5テーマ)に対する事前評価をいただきました。
No.
|
研究課題
|
評価分類 |
1
|
先染め織物のシャンブレー効果に関する研究 | 事前評価 |
2
|
チタン製品の疲労強度に関する研究 | 事前評価 |
3 | 腹腔鏡下小切開(ミニマム創)手術のための手術器具の開発 | 事前評価 |
4 | 波長分散型蛍光X線分析の測定精度向上に関する研究 | 事前評価 |
5
|
三次元座標測定機を用いた非接触形状測定の精度向上に関する研究 | 事前評価 |
3 評価方法
評価対象の5課題については、研究内容の概要をまとめた「研究計画書」並びにポンチ絵等の「補足資料」を予め評価委員に送付し、事前に書面審査をお願いしました。
評価委員会当日は関係職員が出席し、各課題の研究主任者が研究の目的や研究の方法、見込める成果等の説明を行った後、委員各位から意見・助言を受け、全課題の個別説明が終了した後に、評価委員長より各課題に対する評価と講評をいただきました。
なお、評価、採点に関する基準は次のとおりです。
【事前評価の評価項目】
1) 研究目的の的確性
2) 研究内容の合理性・新規性
3) 目的達成の可能性
4) 期待される成果
5) 予備研究の実施状況
【評価点】
評価点は5段階評価とし、各ランクの評価基準を次のように設定しました。
5 |
適切 |
4 |
| |
3 |
妥当 |
2 |
| |
1 |
不適当 |
4 評価の結果
評価対象5課題(事前評価)の総合評点は以下のとおりです。
No.
|
研究課題
|
総合評点 |
1
|
先染め織物のシャンブレー効果に関する研究 |
4 |
2
|
チタン製品の疲労強度に関する研究 |
3 |
3
|
腹腔鏡下小切開(ミニマム創)手術のための手術器具の開発 |
5 |
4
|
波長分散型蛍光X線分析の測定精度向上に関する研究 |
4 |
5
|
三次元座標測定機を用いた非接触形状測定の精度向上に関する研究 |
4 |
課題評価の主な意見は次のとおりです。
○課題毎のコメント
「先染め織物のシャンブレー効果に関する研究」
・地域のニーズをつかんでいる。
・光学的なアプローチを加えてほしい。
「 チタン製品の疲労強度に関する研究」
・先見性は十分にある。
・製品の耐久性を評価するためには衝撃試験も検討した方が良い。
「腹腔鏡下小切開(ミニマム創)手術のための手術器具の開発」
・公設試験研究機関として適切な研究課題である。
・特許取得と実用化を期待する。
「波長分散型蛍光X線分析の測定精度向上に関する研究」
・意義のある研究。ノウハウをためることはとても重要である。
・表面の状況把握が難しいため厳密に条件を設定することを勧める。
「三次元座標測定機を用いた非接触形状測定の精度向上に関する研究」
・ニーズがあるので是非勧めてほしい。
・ワークの連続自動測定も検討してほしい。
以上