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ページID:73971更新日:2016年10月12日
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平成28年6月24日(金曜日)当センターにおいて「平成28年度第1回課題評価委員会」が開催されました。これは、外部の評価委員に試験・研究の課題や研究成果に対する評価をいただき、関係業界の技術高度化や新製品開発への貢献及び試験研究活動の活性化や効率化を図ることを目的とするものです。
1 評価委員(敬称略五十音順)◎:委員長○:副委員長
氏名
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所属・役職
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専門分野
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◎ |
小澤一昭 | (株)山梨県環境科学検査センター 代表取締役社長 |
化学
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○
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小谷信司 | 国立大学法人 山梨大学 大学院医学工学総合研究部 教授 |
電気電子
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平晋一郎 | 国立大学法人 山梨大学 大学院医学工学総合研究部 准教授 |
機械工学
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前田市郎 | (株)前田源商店 代表取締役 |
繊維
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三浦幸徳 | 三浦化成工業(株) 取締役副会長 |
プラスチック
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2 評価対象課題
平成27年度に終了した研究課題(4テーマ)の事後評価をいただきました。
No.
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研究課題
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評価分類 |
1
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織物製品の市場投入に関する調査研究(PDF:319KB) | 事後評価 |
2
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キュプラ糸の改質加工に関する研究(PDF:224KB) | 事後評価 |
3 | 製品内側のバリ取り技術の開発(PDF:197KB) | 事後評価 |
4 | マイクロ流体デバイスの医療検査への応用 -血小板凝集機能検査システムの開発-(PDF:399KB) | 事後評価 |
3 評価方法
評価対象の4課題については、研究成果の概要をまとめた「研究結果報告書」並びに研究成果を詳細に記述した「研究報告書」を予め評価委員に送付し、事前に書面審査をお願いしました。
評価委員会当日は、関係職員が出席し各課題毎に研究主任者が研究の目的や研究の方法、結果等の説明を行った後、委員各位から意見・助言を受け、全課題の個別説明が終了した後に、評価委員長より各課題に対する評価と講評をいただきました。
なお、評価、採点に関する基準は次のとおりです。
【評価項目】
事後評価の評価項目
1) 研究開発の結果
2) 研究成果の実用性及び今後の展開
【評価点】
評価点は5段階評価とし、各ランクの評価基準を次のように設定しました。
評価点5 → 計画を非常に上回る成果が得られたもの
評価点4 → 計画を上回る成果が得られたもの
評価点3 → 計画どおりの成果が得られたもの
評価点2 → 計画を下回る成果しか得られなかったもの
評価点1 → 計画を著しく下回る成果しか得られなかったもの
4 評価の結果
評価の採点結果は次のとおりです。
No.
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研究課題
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総合評点 |
1
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織物製品の市場投入に関する調査研究 |
3 |
2
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キュプラ糸の改質加工に関する研究 |
3 |
3
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製品内側のバリ取り技術の開発 |
3 |
4
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マイクロ流体デバイスの医療検査への応用 ~血小板凝集機能検査システムの開発~ |
3 |
評価対象4課題(事後評価)の平均は「3」でした。
課題評価の主な意見は次のとおりです。
「織物製品の市場投入に関する調査研究」
・これまでにない興味深い研究である。
・調査結果が定量的に評価できている。
「キュプラ糸の改質加工に関する研究」
・新しい織物用糸として有望な結果である。
・メーカーとの共同開発を期待する。
「製品内側のバリ取り技術の開発」
・バリ取り技術の開発が出来たことは評価する。
・実用化が重要なポイント。
「マイクロ流体デバイスの医療検査への応用 ~血小板凝集機能検査システムの開発~」
・切削加工で流路を作るところは県内企業に向いている。
・県内産業につなげて欲しい。
以上