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乳児ボツリヌス症とは、1歳未満の乳児の大腸内でボツリヌス菌が増えて、毒素を産出することにより起こる病気で、潜伏期間が3日から30日と長いのが特徴です。重症例では呼吸まひによる死亡例もあります。
ボツリヌス菌は芽胞(がほう=耐久性の高いカビの胞子のようなもの)の状態で土壌の中などに存在し、植物の花粉はこの芽胞に汚染されていることがあり、蜂蜜もこの芽胞に汚染されることがあります。
芽胞は、100℃程度では、長い時間加熱しても殺菌できません。芽胞は蜂蜜のほか、コーンシロップ、野菜ジュースにも含まれている可能性があることから、これらの食品を1歳未満の乳児に与えないようにしてください。
(参考)
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