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「指輪 -指輪のきらめき-」
会 期:2019年6月22日(土)-2019年10月21日(月)
休館日:火曜日(ただし8月13日は開館)
展示室:山梨ジュエリーの今
指輪の起源は古く、約4000年前の古代エジプトで、すでに指輪がつくられていたと言われています。
日本で一般に指輪が知られるようになったのは江戸時代後期(1716~1853年)になります。その後、明治20年代には雑誌や新聞の広告に指輪が登場するようになり、明治30年代に入ると指輪は広く流行していきます。そのことからも和装の時代においても、指輪は受け入れやすい装身具だったと言えるでしょう。
水晶加工の技術から宝飾の歴史がはじまった山梨では、明治7年(1874年)に甲府で水晶指輪の取引がなされた記録が残っています。明治26年(1893年)頃には水晶研磨と貴金属加工(錺(かざ)り)が結びつき、水晶を指輪状にくり抜いて内側に金の輪をはめこんだ指輪などが制作され、人気を博しました。
昭和36年(1961年)ダイヤモンドと色石の輸入の自由化、続いて昭和48年(1973年)に金の輸入が自由化され、色あいやデザインの幅が広がったことにより、多彩なジュエリーが生み出されるようになっていきます。
指輪は身に着けているときに自分でも見ることができるジュエリーです。デザインや着ける指の位置によって印象は変わり、自分自身の気分を変えることもできるものです。
とても身近な装身具である指輪は、山梨でも時代のニーズを踏まえ、卓越した技術を用いて数多く制作されています。日々に彩りを添える、豊かな指輪のバリエーションをお楽しみください。
リング
制 作:株式会社GAIA GEM
リング
制 作:株式会社サイキ宝飾
リング
制 作:株式会社コダマ
リング
制 作:株式会社望月貴石貿易
更新日: 2019年5月30日