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「ジュエリーをたのしむ3 -水晶とメノウ-」
会 期:~10月19日(月) [会期延長]
休館日:火曜日、9月23日(水曜日)
※8月11日(火曜日)、9月22日(火曜日・祝日)は開館
展示室:山梨ジュエリーの今
水晶とメノウは、見た目では別の種類の石のように見えますが、同じ石英の仲間です。石英は地球上でもっともよく見られる鉱物で、世界各国で産出されます。水晶といえば無色透明の石英を指しますが、色の違いによって紫水晶や黄水晶、ローズクォーツなどの名がつけられています。メノウは微細な石英結晶の集合体で、多くは不透明で、縞状の模様があるものを指します。内包物を含み縞模様のないものもあります。メノウは自然にはない鮮やかな色彩を生み出すため、染色加工が施されることも多い素材です。
水晶やメノウは古くから装身具に使用されてきた身近な宝石ですが、個性的なジュエリーを生み出す素材としても近年注目されており、より魅力的なジュエリーを目指して新しい挑戦がなされています。
山梨ではかつて水晶が多く採掘され、古くから根付や守り玉、置物などの製品が作られてきました。明治26年頃に水晶工芸と貴金属加工の技術が結びつき、水晶のジュエリーが生み出され、以来、日本有数の宝飾産地として山梨では様々なデザイン・価格帯のジュエリーが制作されています。
本企画展では、伝統的なデザインのジュエリーからモダンなデザインのジュエリーまで、水晶やメノウを用いた多彩なジュエリーを紹介いたします。
カメオ・インタリオ
制 作:株式会社古屋
桔梗カットネックレス
制 作:株式会社シミズ貴石 清水幸雄
リング
制 作:篠原貿易株式会社
ネックレス Race Workシリーズ
制 作:有限会社フリージア
更新日: 2020年8月11日