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ページID：92383更新日：2019年12月11日

街づくりの為の山梨ブランドの確立

ご質問

山梨県の首都甲府に学生生活を終え帰郷し、甲府駅前に立った時、駅前の景観を一望、左手に甲府城跡、右手に信玄像（？）又左手には駅前百貨店（株）山交が目に入りました。その時に思った事は、山梨甲府のイメージはこれだけ？何か駅前を過ぎると飲食や物産ばかりで県外の観光客や外人さん達は何を思うのかという疑念にかられました。
でも最近は、ジュエリーミュージアムもあり、ちょっといいなと思いました。
観光立県山梨は何かもっと全体としてのテーマパークとして
1、信玄の里（ブランド）
2、人、仕事、にぎわい創りの拠点（働き方改革の原点だと思います）
3、ブランドのイメージで城を基点とした街並の周遊手形の発行
4、信玄公祭りの通年型イベントの設立（三重県のおかげ横町、金沢のひがし茶屋街、札幌、小樽のレンガ通り等）
人が、価値があれば足を運んでくる観光スポットの確立（インターネットに負けないぞ！）によって、その価値と希望を与える事が大きなエネルギーの発生になると確信致します。
エネルギーの発生は、一人のしがらみのない個人により、大きな草の根運動の原点になります。どこかで何かが行われているというアクションがテーマリンクスによって集客の財産になります。
又、信玄と富士山のコラボは大きな相乗効果が期待できるものであり、この連携のプロジェクトこそ必要ではないかと思います。
人が足を運んでも、価値を見つけた時の感動は大きな財産です。
山梨、甲府の街づくりはまず価値の発見です。
行政によって県民が夢を持ちつづける事こそ、行政の価値だと思います。
一人の小さな発想が皆様の共感を得て令和時代の出発点となる事を願い、この提案書を寄稿させて頂きました。

回答

いただいた「街づくりの為の山梨ブランドの確立」の件につきまして、県土整備部都市計画課、観光部観光企画課からお答えします。
現在、山梨県及び甲府市では、甲府駅前広場や平和通り、甲府城跡を含めた南口周辺地域を「風格ある歴史景観と都市景観が調和した居心地が良い、賑わいのある空間づくり」を目指し、計画的に整備しているところです。
甲府城の南側を中心とした甲府城跡周辺地域においては、『甲府城の歴史・文化と緑が感じられ、ゆっくりと過ごせ、また来たいと思える空間づくり』を整備の基本的な考え方とし、具体的な整備内容や事業主体等の基本的事項を示した「甲府城周辺地域活性化実施計画」を平成29年12月に策定したところであり、今後整備を進めることとなっております。
今回いただいた御意見は、甲府城周辺に更に賑わいが生まれるよう、活用していきたいと思います。
なお、本実施計画は県ホ―ムページに掲載しておりますので、次のアドレスをご参照ください。
https://www.pref.yamanashi.jp/toshikei/jissikeikaku/jissikeikaku.html

また、「価値を見つけた時の感動は大きな財産」、「山梨、甲府の街づくりはまず価値の発見」など、貴重なご指摘をいただき、ありがとうございます。
山梨を訪れた観光客の皆様が、やすらぎと感動を覚え、再び訪れたいと思っていただくためには、県民ひとりひとりが地域に対する価値を見いだし、理解と関心を深め、誇りと愛着を持って旅行者を温かく迎え、山梨県の魅力や価値を伝えることが何より重要です。
このため、県では「おもてなしのやまなし観光振興条例」を制定し、県民総参加によるおもてなしを推進し、「山梨ならではのおもてなし」の実現を目指しているところであります。
今後とも、●●様から頂戴したご提言なども参考にしながら、観光の振興と、活力に満ちた街づくりの推進に努めて参ります。
この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございました。