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ページID：71281更新日：2016年3月1日

早朝の上り特急の運転について

ご質問

現在の始発特急では東京までの通勤が間に合わない。甲府もしくは竜王から通勤可能な特急があれば、単身赴任が解消されるとともに、普通電車を使って通勤している人の疲労度がかなり緩和される。人口減少の歯止め策としてすぐにでも実施してほしい。

回答

いただいた「早朝の上り特急の運転」の件について、リニア交通局交通政策課からお答えします。

　中央線の高速化や、早朝時間帯における電車の増便などによる利便性向上は、本県の人口減少の抑制や定住人口の確保、本県の活性化にとって重要な課題であります。
　こうしたことから、平成19年度に中央線沿線の自治体や関係団体と連携して「中央東線高速化促進広域期成同盟会」を設立し、県独自で又は同盟会として、毎年、JR東日本や国土交通省に対して「早朝（とりわけ午前8時新宿着）の特急列車の新設」などの、中央線の高速化や利便性の向上に向けた具体的な要望項目を掲げ、要望を行っているところです。
　こうした活動の結果、長距離トンネルの携帯電話不感区間解消や、新宿駅終着の特急列車が東京駅まで延長されるなど、一定の成果があったものと認識しております。
しかしながら、早朝特急列車の新設については、都内の通勤・通学ピーク時間帯に新たな列車が入り込む余地がないことや、利用者の確保といった採算面における課題があるため残念ながら実現に至っておりません。
　山梨県といたしましては、これらの課題を解決するため、利用促進のための取り組みを検討する中で、利便性向上に向けた最適な運行方策をJR東日本と協議し、今後も、JR東日本や国に対して早朝時間帯における利便性の高い列車運行の実現が図られるよう、継続して要望していきたいと考えております。
　●●様をはじめ、皆様のご意見は、陳情活動に有効活用させていただきたいと考えておりますので、本県の施策に対するご理解と引き続きのご支援をお願いいたします。