ページID:91176更新日:2019年8月23日

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山梨県の水晶鉱山跡について

ご質問

山梨県の潜在的観光資源としての旧水晶鉱山跡、未だ盗掘により不正な取引をしている人が多く、職業として山梨県の伝統工芸である『甲州水晶貴石細工』を生業としている方は人工(合成)水晶、輸入石での作品創りを余儀なくされています。
水晶峠、乙女鉱山、他多くの鉱山は荒れ果て朽ちています。
安全、森林保護、様々な問題点が有る事は理解しているつもりですが、佐渡、石見等は(規模が違いますけど)観光資源として認知されています。
乱獲、無計画な採掘、森林破壊を伴う形ではなく、自然と共生した巡回型での鉱山を『活かす』システムを構築する事は出来ないのでしょうか?
早川町の雨畑の硯石などはルールを守り採掘が出来ています。
山梨の伝統工芸に携わる身として、山梨の水晶で山梨県ならではのモノ創りをしたい、先人の開いた鉱山跡を残して、全国に発信する事は不可能なのでしょうか?
山梨県=富士山、フルーツ、ワインが現状の観光、産業の目に見える素材で、それなりの成果は都内の友人から話を聞きますし、実績を感じられますし、郡内織物、甲斐絹も産業として認知度を上げている事は素晴らしい事だと思っています。
しかし、山梨の水晶、宝飾のイメージは、山梨県ジュエリーミュージアムからの発信が少しずつ出来てきた様子で、まだこれからの可能性は計り知れないと思います。
特定の業界や個人の利益ではない『山梨の宝』として、行政にご検討して頂きたいです。

回答

いただいた「山梨県の水晶鉱山跡」に関する御意見につきまして、森林環境部県有林課と産業労働部地域産業振興課から、現在の状況や取組状況等について説明させていただきます。
御指摘のあった鉱山跡地のうち、県有林内にある乙女鉱山跡地については、盗掘防止対策として、立入禁止看板の設置、県警との合同パトロールなどを行ってきたところです。
この乙女鉱山跡地については、山梨市から、産業遺産の保護と自然体験学習の場として活用したい旨の要望があり、本年3月に土地の使用を許可したところです。市では、今年度から進入路等を整備した上で、ガイドによる鉱山案内や、跡地にある採掘ズリを利用した採掘の疑似体験、研磨体験等の実施を計画しています。
また、山梨ジュエリーミュージアムにおいては、「山梨ジュエリー」の素晴らしさを全国に向け発信しており、本県産出の水晶につきましても展示を行い、本県の誇るべき歴史と「甲州水晶貴石細工」「山梨貴宝石」の技術を、今後も将来に受け継いでいきたいと考えております。
いただいたご意見につきましては、今後の検討の際の参考とさせていただきます。
このたびは、貴重なご意見をいただきありがとうございました。

受理日 2018年05月01日
回答日 2018年05月10日

このページに関するお問い合わせ先

山梨県林政部県有林課 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1623   ファクス番号:055(223)1636

山梨県産業政策部産業振興課 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)8871   ファクス番号:055(223)1547

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