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ページID:91245更新日:2019年9月19日

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県立育精福祉センター児童寮の短期入所について

ご質問

現在、私は●●●発達に課題のある(既に障害認定されている児童を含む)通所型福祉施設にて相談支援専門員ならびに社会福祉士として従事しております。日々、苦悩する親御さんに向かい合っています。ぜひ、みだしの件について県政で早急に検討して頂きたいと思い、メールさせて頂くことにしました。
発達特性には多動・衝動・注意欠如、こだわりの強さ、コミュニケーションの不具合さなど知的障害や身体障害の中では定義づけられない特性が際立っている子ども達がいます。成長期における葛藤は想像を絶するものがあり主たる養育者である母親は特に気持ちも体も休まる暇がない状態です。
こんな日々の状況の中で、レスパイト(小休止)をする日(時間)を持ちたいと切望している親のニーズがあります。数年前に●●●の母親が発達障害を抱える小学生の我が子を殺害するといった事件が発生したことは記憶に新しいところです。児童虐待を未然に防ぐ意味でも短期入所の機能を充実させて欲しいと願っております。
民間運営短期入所受け入れ先を親と同伴で確保することはできますが、ぜひ、県立という立場で県内施設の先駆けとなるようなモデル的な支援体制を構築して頂きたいと思います。
~県立育精福祉センター児童寮の短期入所の課題と要望~
1.現在、短期入所受け入れ可能な障害種別は主に知的障害となっています(ホームページ上)。ぜひ、発達障害(例:自閉症スペクトラム障害、ADHDなど)児童にも利用拡大を図って頂きたい。2.実際に当該施設に問い合わせを試みた際に、配置人員の少なさ(日中1人、夜間帯2人の時もあるとのこと。不確実かもしれません。)と設備の不備(解放棟になっており柵などないとのことで安全性が終始保たれない状況とのこと)を伝えて頂きました(単独型は6対1とありますね。児童6人に対して配置1人。しかし併設型、空床利用型は必要人数となっていますね。~厚生労働省資料による~)。ぜひ、実態調査をして頂き、現場従事者の大変さ、必要性をキャッチして頂きたいです)。ハード面、ソフト面の見直しも必要に応じてぜひお願いしたいところです。今回、発達障害児の短期入所利用が不可との見解を伝えられ見学受け入れも不可となったためどんな環境なのかは、私はわかりません。指定管理の意向も検討されている様子(5月に掲載されていた山梨日日新聞掲載記事を拝見しました)ですが、新しい移行に向けても当該事案も念頭にご一考頂けますと幸いでございます。育精の「精」は精神の「精」ですね。発達障害者(児)は精神障害者保健福祉手帳の取得が可能ですが、ぜひ、未来ある児童の健全育成のために、また苦悩する親達のために「育精」精神で対応して頂けることを願っております。山梨県は『子どもの心のケアに係る総合拠点』構想で動いて下さっていますね。既存施設以外の新たな構想の中に、新たな短期入所システムを導入して頂くこと(児童相談所の一時保護とは別に)も一案でしょうか。
日々の業務に追われています。思うところを羅列してしまいましたが、気持ちをお汲み取り頂ければ幸いです。

回答

いただいた、「県立育精福祉センター児童寮の短期入所」につきまして、障害福祉課からお答えします。
育精福祉センターは、県の条例で、知的障害のある子ども達を受け入れる施設と定められております。
発達障害のある子ども達への支援については、現在、「子どもの心のケア総合拠点」の整備を進めているところであり、今後は、こうした施設が緊密に連携し、子ども達への支援の充実と保護者の負担軽減を図ってまいります。
いただいた御意見につきましては、今後の発達障害に関する施策を考える上での参考とさせていただきます。この度は、貴重な御意見をいただき、ありがとうございました。

受理日 2018年06月14日
回答日 2018年06月21日

このページに関するお問い合わせ先

山梨県福祉保健部障害福祉課 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1460   ファクス番号:055(223)1464

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