ページID:91248更新日:2019年9月19日

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保護動物への対応改善願い

ご質問

山梨県の保健所(富士・東部保健所)の現状を知ってもらいたく、ご連絡いたしました。
先日、知人が山梨県の上野原市に捨てられていた、まだ目も開いてない子猫4匹を発見しました。地域の警察官がやってきて、その子猫達を連れていこうとしたので、どうするのか尋ねると動物愛護センターに連れて行って里親を探すと言われたそうです。
なら良かったと、お願いしますと警察官に子猫を託しました。
その後知人から私の方へ連絡があり、子猫が捨てられていたのだけど、誰か欲しい人いないかと相談されました。
いると思うから、一緒に探そうということになり、警察の方に後ほど連絡してもらいました。
すると今子猫達は保健所にいます。一週間ほどは保護しますが、飼い主が見つからなければ殺処分すると言われました。
ならばこちらで引き取りますと知人は警察と調整し、夜も遅いので明日警察は保健所に話しますということになりました。
ですが翌日、警察から知人に連絡が入ったのですが、子猫達は殺処分されてしまったと言われました。
本当にショックでした。警察が保護した翌日に子猫達は里親も探してもらえずに、殺されてしまいました。
知人と私の方で保健所へ事情を聞きました。
1つ目は警察との調整ミス。あとは山梨県の保健所は、子猫を保護したら一週間待たずに当日または翌日には殺処分してしまうらしいです。
このような対応信じられません。
助けられる命もあると思います。
このようなことが現実に今起きています。
もし助けられるようであれば、助けていただけましたら幸いです。

回答

いただいた「保護動物への対応改善のお願い」について福祉保健部衛生薬務課からお答えします。
今回、知人の方が保護された子猫の引き取り後の対応について、当課でも確認させていただきました。子猫は放置されていた場所の近所の子供が発見し、知人の方が相談を受け、自分では飼えないので上野原警察署に持ち込まれたとのことでした。警察署では動物の遺棄の可能性があることから、放置場所等の捜査を行いましたが人物を特定できなかったため捜査を終了し、県に引き取りを依頼、同日午後、上野原市役所の担当者が県動物愛護指導センターに持ち込んだことが分かりました。
山梨県では、各保健所、動物愛護指導センターで引き取った犬、猫について、元の飼い主を探す、新たな飼い主に積極的に譲渡するなど、生存の機会を与えられる取り組みを行っており、平成29年度は引き取った犬、猫の約55%を返還、譲渡することができました。
しかしながら、大変残念なことですが、今回のように生後間もなく目も開いておらず、へその緒もついている幼齢な子猫は、懸命な手当てを行っても殆どが数日で死亡してしまうことから、衰弱し苦痛を感じる前に断腸の思いで睡眠薬による処分をしています。
警察署から引き取ったすべての犬、猫について新たな飼い主を探すというような説明を受けながら、その子猫が処分されていたことを知ったときのショックは大変大きかったことは容易に想像することができます。今回の件を受け、各保健所から警察署、市町村に引き取った犬、猫の取り扱いについて正しい説明をするよう、周知徹底を図ることとしており、今後、同様のことがおこらないよう努めて参ります。
本県では、各保健所、動物愛護指導センターで引き取る犬、猫の頭数、処分せざるを得ない犬、猫の頭数を少しでも減らすことができるよう、山梨県動物愛護管理推進計画を策定し、様々な取り組みを行っています。本県における引き取り頭数、殺処分頭数は確実に減少しておりますが、未だにやむを得ず処分しなくてはならない犬、猫がいるため、今後も様々な取り組みを行って参りますので、●●様におかれましてもご理解、ご協力をお願い申し上げます。

受理日 2018年06月18日
回答日 2018年06月22日

このページに関するお問い合わせ先

山梨県福祉保健部衛生薬務課 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1488   ファクス番号:055(223)1492

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