トップ > これまでにお寄せいただいた主な意見等 > 平成30年度のご意見 > 甲府城跡の周りの再開発について

ページID：91271更新日：2019年10月10日

甲府城跡の周りの再開発について

ご質問

甲府城跡の周りにおいて再開発工事が始まったようですが、城跡目的だけで訪れる人はそれほどいないと思います。どこかのついでに時間があったら寄るだけではないでしょうか。本丸が無い場合、何を観光として楽しむのか景観や観光の楽しみ方について2つ程、意見があります。
1.道路景観のあり方
お城周りなので石畳（又は当時を彷彿とさせる道）にして欲しいです。
アスファルトのままよりも石畳（又は当時を彷彿とさせる道）にした方が風情を感じられると思います。本丸が無い城跡ではアスファルトではない方が景観的に効果が高いのではないでしょうか。
北口の城門前もアスファルトなので、雰囲気が分断されているような感じがします。
戦国とアスファルトの組み合わせはミスマッチではないでしょうか。

2.騎馬隊を感じられる雰囲気について
山梨の武将と言えば武田信玄ですが、それだけではなく騎馬隊とセットで有名となっております。
山梨県を観光しても騎馬隊を感じられる場所が信玄公祭り以外にどこにもないので、甲府城跡の周りに騎馬隊の銅像石造を配置するのはいかがでしょうか。
実物大が並べられていれば再現性は高く、観光客は期待以上の気持ちを得られるのではないでしょうか。
一年中騎馬隊を楽しめる観光地創りが出来れば、散策を楽しめ、パンフレットにもSNSにも記載され、口コミ宣伝の効果が高いのではないでしょうか。
銅(石)像の映り方に配慮した景観づくりも出来れば効果が一層高まると思います。
どうか、ご検討をお願いします。

回答

ご提案いただいた「甲府城跡の周りの再開発について」につきまして、県土整備部都市計画課、観光部観光企画課からお答えします。
山梨県及び甲府市では、甲府城の南側を中心とした地域において、『甲府城の歴史・文化と緑が感じられ、ゆっくりと過ごせ、また来たいと思える空間づくり』を整備の基本的な考え方とし、具体的な整備内容や事業主体等の基本的事項を示した「甲府城周辺地域活性化実施計画」を平成29年12月に策定いたしました。
ご意見のありました「1、道路景観のあり方」についての舗装の材質の件ですが、現時点では材質は決定しておりませんが、アスファルト以外の景観的に配慮した舗装についても検討させていただきたいと思います。ご参考までに、この実施計画における道路景観のイメージとして、以下にイメージパースを添付いたします。
次に、「2、騎馬隊を感じられる雰囲気について」ですが、この実施計画のエリア全体の考え方として『甲府城と調和した緑豊かな空間及び江戸風まちなみの整備』としておりますが、整備の具体的な内容については、これまでにいただいたご意見や今回いただいたご意見をふまえ、今後、詳細な検討を行う中で決定していきたいと思います。
この実施計画は、県ホームページに掲載しておりますので、次のアドレスをご参照ください。
http://www.pref.yamanashi.jp/toshikei/jissikeikaku/jissikeikaku.html
なお、ご意見にもありますように、武田信玄を始めとした山梨の歴史や文化の活用は、本県の誘客促進を図る上で効果的であるため、県では武田信玄や武田の騎馬隊のイメージによる誘客イベントの開催のほか、歴史文化をテーマとした誘客促進に取り組んでいます。
また、近年、スマートフォンなどにより撮影された画像をインターネットにより共有するSNSの利用が普及し、高い拡散効果が見込まれることから、県内各地にある観光資源について、SNSを活用した情報発信に取り組んでおります。
甲府城周辺の景観についても、こうした撮影スポットとして楽しんでいただける魅力的なまちなみになるよう整備していきたいと考えております。
この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございました。