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ページID:91619更新日:2019年10月31日
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直接県政に関わることではありませんが、首都圏通勤者の県内定住を促進する県の施策にも大きく関わるので、ご意見申し上げます。
10月31日の報道で、JRがあずさ回数券を廃止する方針を発表したと知りました。
私は、2004年以来、山梨県に定住しながら、東京に仕事で通勤するというあずさ・かいじのヘビーユーザーです。新型車両の導入で快適さと利便性が増して喜んでいたのもつかの間、青天の霹靂のニュースです。
自由席と指定席を車両で区別せず、指定されていない座席は、自由に着席可能というシステムは、ヨーロッパなどでも見かけるもので合理的だとは思います。特に、あずさ・かいじでは、指定席車両は空席が目立つ一方、自由席車両は立っている客がいるといった状況もよく見かけるので。
しかし、そのこととあずさ回数券の廃止は、連動させる必要が全くないことで理解できません。13日前なら3割引という報道もありましたが、これも今は前日でも空きがあれば予約できる特割より割引率が低く、実質大幅な負担増になります。一緒くたにして、値上げというのはひどい話です。
はっきり言って、私が山梨県への定住、リゾート通勤を決めた大きな理由の一つが、あずさ回数券でした。これが廃止されたらほんとうに困ります。首都圏通勤者の定住促進を図っていると山梨県の施策にも水を指すことになります。
県としても、このJRの方針に重大な関心をお示しいただき、県内定住者が逃げ出すようなことにならないようJRに働きかけていただくよう希望します。
御提案いただいた「あずさ回数券の廃止について」につきまして、リニア交通局交通政策課からお答えします。
県では、今回のJR東日本が発表した新着席サービスに伴う、あずさ回数券の廃止については、インターネットの普及の伴うものであることと、分かりやすい料金体系に見直す目的であると、JR東日本から聞いております。
県としては、今回のサービスの導入は、予め旅行日が決まっておりインターネットで特急券が予約できるような方は、あずさ回数券を上回る割引を利用できメリットがありますが、一方、あずさ回数券の廃止により、インターネットを利用できない方や、急な出張が多い企業などでは、割引が利用できず負担が多くなるなど、県民の皆様の生活に一定程度の影響があると考えております。
県では、●●様の御意見を承るとともに、今後、県民の生活や経済活動にどのような影響があるのかを見極めながら、その状況に応じて適切な対応を検討していきたいと考えております。
●●様につきましては、引き続き、県政への御理解とともに、公共交通の御利用をお願いいたします。
この度は、貴重な御意見をいただきありがとうございました。
受理日 | 2018年11月01日 |
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回答日 | 2018年11月08日 |