1 産業 山梨県の平成12年の15歳以上就業者456,333人を産業小分類(注1)別にみると,「建設業」が49,530人(15歳以上就業者数の10.9%)と最も多く,次いで「農業(農業サービス業を除く)」が37,904人(同8.3%),「通信・電子機器・電子部品・デバイス製造業」が20,498人(同4.5%),「学校教育(専修学校,各種学校を除く)」が13,948人(同3.1%),「食堂,そば・すし店」が13,374人(同2.9%),「病院」が11,315人(同2.5%),「他に分類されない製造業」が10,074人(同2.2%),「旅館,その他の宿泊所」が9,968人(同2.2%),「道路貨物運送業」が8,872人(同1.9%),「各種食料品小売業」が8,141人(同1.8%)などとなっている。
また,平成7年から12年の就業者の増減を産業小分類別にみると(注2),増加率が最も高いのは「労働者派遣業」の328.9%増で,次いで「貸家業,貸間業」が109.5%増,「その他の飲食料品小売業」が76.0%増,「その他の一般飲食店」が70.9%増,「老人福祉事業」が56.9%増,「清涼飲料製造業」が52.1%増,「公認会計士事務所,税理士事務所」が41.2%増,「建物サービス業」が41.0%増,
「他に分類されない事業サービス業」が39.8%増, 「産業用機械製造業(他に分類されないもの)」が39.5%増などとなっており,産業大分類のサービス業に含まれる産業が多くなっている。
一方,就業者の減少率が高い産業小分類をみると,「喫茶店」が41.2%減と最も高く,次いで「織物業」が39.7%減,「その他の電気機械器具製造業」が39.7%減,「衣服・身の回り品卸売業」が38.7%減,「その他の教育施設」が38.7%減,「製材業・木製品製造業」が38.4%減,「呉服・服地・寝具小売業」が34.2%減,「畜産食料品製造業」が30.4%減,「その他の織物・衣服・身の回り品小売業」が30.4%減,「発電用・送電用・配電用・産業用電気機械器具製造業」が30.2%減などとなっており,産業大分類の製造業に含まれる産業が多くなっている。(表1,2)
(注1) 日本標準産業分類の463の小分類を国勢調査の集計用に再編成した223区分。 (注2) 平成7年,12年とも就業者が700人未満の区分を除く。
表1 就業者数の多い産業小分類 上位20位
− 山梨県(平成12年)
表2 就業者数の増減率が高い産業小分類 上位10位 − 山梨県(平成12年)
2 職業
山梨県の平成12年の15歳以上就業者456,333人を職業小分類(注1)別にみると,「一般事務員」が55,229人(15歳以上就業者数の12.1%)と最も多く,次いで「農耕・養蚕作業者」が37,298人(同8.2%),「販売店員」が22,669人(同5.0%),「会計事務員」が20,742人(同4.5%),「調理人」が16,388人(同3.6%),「商品販売外交員」が11,430人(同2.5%),「自動車運転者」が10,774人(同2.4%),「土木作業者」が9,351人(同2.0%),「電気機械器具組立作業者」が8,509人(同1.9%),「会社役員」が7,967人(同1.7%)などとなっている。
また,平成7年から12年の就業者の増減を職業小分類別にみると(注2),増加率が最も高いのは「介護職員(治療施設,福祉施設)」の135.3%増で,次いで「他に分類されないサービス職業従事者」が133.0%増,「計量計測機器組立・修理作業者」が52.4%増,「電子計算機等オペレーター」が52.2%増,「郵便・通信事務員」が51.0%増,「薬剤師」が47.1%増,「その他の販売類似職業従事者」が43.3%増,「外交員(商品,保険,不動産を除く)」が31.8%増,「その他の窯業・土石製品製造作業者」が30.5%増,「情報処理技術者」が29.0%増などとなっている。
一方,就業者の減少率が高い職業小分類をみると,「他に分類されない管理的職業従事者」が53.0%減と最も高く,次いで「会社・団体等管理的職業従事者」が40.8%減,「ミシン縫製作業者」が39.5%減,「織布作業者」が38.8%減,「接客社交従事者」が34.6%減,「時計組立・修理作業者」が31.9%減,「貴金属・宝石・甲・角等細工作業者」が30.8%減,「倉庫作業者」が28.6%減,「左官」が28.3%減,「管理的公務員」が25.8%減などとなっており,職業大分類の生産工程・労務作業者に含まれる職業が多くなっている。(表3,4)
(注1) 日本標準職業分類の364の小分類を国勢調査の集計用に再編成した293区分。 (注2) 平成7年,12年とも就業者が700人未満の区分を除く。
表3 就業者数の多い職業小分類 上位20位
− 山梨県(平成12年)
表4 就業者数の増減率が高い職業小分類 上位10位 −
山梨県(平成12年)
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