県勢ダイジェスト
○ | 気象 |
寒暖の格差(日格差、年格差)の大きい内陸性高原気候区に属する。 地域別に見ると甲府盆地は高温少雨型、富士山周辺は冷涼多雨型、峡南地域は高温多雨型である。 気温の平年値は14.5度、降水量の平年値は845mm(いずれも甲府地方気象台)である。 八ヶ岳颪(おろし)、笹子颪が季節風として知られている。 |
○ | 地形・地質 |
奥秩父山系や南アルプスに分布する四万十層群及び御坂山地や巨摩山地に分布する御坂層群は、海底で堆積し陸化する過程で構造運動を受けた脆弱な古い岩体で急峻な地形を形成している。 約30万年前まで八ヶ岳火山が活動し甲府盆地の形成に大きな影響を与えた。また、秀麗な景観で人々を楽しませている富士山は1707年(宝永4年)の噴火を最後に活動を休止している活火山である。 |
○ | 低地 |
生産や生活の場となる低地は、甲府盆地、八ヶ岳と富士山の山麓及び富士川・相模川・多摩川の3つの水系に沿って分布する河岸段丘などである。 甲府盆地を構成する地層は砂礫が卓越し、良好な地下水・温泉が賦存している。 また富士山麓は厚く堆積したスコリアが良好な帯水層を形成している。 |
○ | 自然公園 |
急峻な山地と火山は、優れた景観を形成しており、富士箱根伊豆国立公園や南アルプス国立公園などの自然公園、三ツ峠山や乙女高原などの自然環境保全地区、オオムラサキやレンゲツツジなどの自然記念物等が指定されている。 |
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