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ページID:68532更新日:2016年1月19日
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DK0001 国選定 重要伝統的建造物群保存地区
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平成5年7月14日 選定 所在地 早川町大字赤沢の一部
赤沢地区は、山間部にある集落で、日蓮宗の総本山、身延山久遠寺(身延町)とその信仰の霊山、七面山の中程に位置している。江戸時代初期に、徳川家康の側室で、紀伊徳川家の祖である徳川頼宣、水戸徳川家の祖である徳川頼房の生母である養珠院お萬の方が、七面山に女性として初めて登頂を果たすことにより、七面山の女人禁制が解かれた。また、江戸時代中期には江戸を中心として富士講や身延講などと呼ばれる信仰団体が発達し、古来よりの山岳信仰の拠点であった七面山にも多数の参詣客が訪れ、身延山から七面山に至る参道が次第に整備された。参道筋にあたる赤沢地区は、諸国から参詣する講の「宿」として近世から昭和初期にかけて栄えた。今なお、往時を忍ばせるかつての旅籠が立ち並んでいる。その中には、軒下等に講の定宿の印であるマネギ札(板マネギ)を掲げているものもみられ、繁栄ぶりを伝えている。身延山久遠寺、身延山奥之院、赤沢宿、羽衣橋、七面山のコース(約20km)をたどる。
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