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ページID:108015更新日:2023年2月28日
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KB0052 国指定 重要文化財(建造物) |
令和4年12月12日指定 所在地 甲府市善光寺町 所有者又は管理者 個人
富岡家住宅は、甲府市所在の国指定重要文化財・甲斐善光寺の真北、愛宕山の東麓を流れる高倉川の扇状地の要の位置にあり、山梨県の藤村紫朗県令のもと、参事として県の勧業政策を推進した富岡敬明の本邸である。 主屋は明治8年頃の建築で、甲府盆地を一望できる2階正面ベランダにアーチ付のガラス戸や饅頭型の柱頭飾りの円柱を立てるなど、典型的な擬洋風の意匠(伝統的な和風建築に洋風を取り入れた建築技法)を持つ。明治26年頃建築の書院は、書院造の構えで天井が高く、意匠・材料・工法において上質の近代和風住宅として評価されている。 明治の初め(明治10年まで)に建築され、明治期建築で当初の姿をとどめている擬洋風住宅は全国でも数件のみで、国内最古級であり、歴史的価値の高い建造物である。
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