山梨の文化財ガイド（データベース）建造物12

きゅうつきよねがっこうこうしゃ / 昭和50年3月17日指定 / 富士川町最勝寺 / 富士川町

明治9年(1876)9月竣工。木造2階建て、建築面積116.86平方メートル、桟瓦葺。正面玄関には車寄せがついており、塔屋には太鼓をそなえる。明治初年における様式手法による学校建築の特色をみせ、いわゆる藤村式建築の外観をよく残している。現在は町の民俗資料館として活用されている。

はちまんじんじゃほんでん / 昭和42年5月29日指定 / 身延町身延上の山 / 久遠寺

本神社は身延山久遠寺の背後の山腹に鎮座する境内社で、上の山八幡神社と呼ばれている。現在は覆屋で保護され、棟札写から慶長3年（1598)の再建と推定される。本殿は2間社、入母屋造、柿葺で、向拝には軒唐破風がついている。

きゅういちかわけじゅうたく / 平成8年11月7日指定 / 身延町和田 / 身延町・個人

主屋は享保3年（1803)の建築で、桁行21.2m、梁間9.1m、入母屋造、茅葺。妻部分を切り落として明かり取りをしており、兜造りといわれる。