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ページID:68450更新日:2021年4月27日
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MA0001 国指定 特別名勝 |
大正12年3月7日 名勝指定 / 昭和28年3月31日 特別名勝指定 所在地 甲府市、甲斐市
御嶽昇仙峡は、天保14年(1843年)、長田円右衛門たちが、昇仙峡の人々の生活を向上させるため、困難を乗り越え、御岳新道を切り開いたことにより、世に知られることになった。秩父多摩甲斐国立公園にあり、昭和28年(1953年)毎日新聞の催しで、全国名勝地百選が行われた際、渓谷の部第1位となり、日本一美しい渓谷と折り紙をつけられた。また、平成21年(2009年)には、読売新聞主催で、平成の日本を代表する100の景観を選ぶ「平成百景」で第1位の富士山(山梨県、静岡県)に次ぐ第2位に選ばれた。荒川の清流がつくり出した渓谷で、天神森から仙娥滝まで約4.1kmの間の谷間には、天狗岩、人面岩、らくだ岩、かえる石など、その名にふさわしい奇岩怪石が続いている。さらに、谷底からそびえ立つ覚円峰、岩の裂け目から流れ落ちる仙娥滝など多くの見どころがあり、春夏は白い花崗岩の岸壁に松の青さがひときわ精粋さを加え、秋には白地に紅葉があざやかに乱れとぶ姿は、まさに天下の絶景である。 |