ページID:83734更新日:2018年3月23日
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TY0086 国登録 有形文化財(建造物)
全景 小円筒から湧き上がる水 |
平成29年5月2日登録 所在地 甲州市塩山牛奥上ノ段1520 所有者又は管理者 甲州市
岩堂セギ分水口は、甲州市塩山牛奥にあり、鬢櫛川が形成した扇状地一帯に給水している円筒分水である。JR中央線の高架付近で鬢櫛川の水を引き、北から西へ展開する扇状地の「扇の要」の位置に当たる岩堂に設置されたコンクリート製の「分水口(ぶんすいこ)」で三分された水は、1本は西側の前田集落へ、2本は北側の牛奥・西野原地区へ向かう。 農業用水及び生活用水を分割するための鉄筋コンクリート造円筒分水。三重の円筒からなり、サイフォンの原理で中心の小円筒から湧き上がった水が外側の中円筒に溜まり、中円筒隅壁に12箇所設けられた穴で3等分され大円筒を通じて3本の水路に注ぐ仕組みになっている。 |