ページID:68989更新日:2015年10月22日
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SB0014 国指定 史跡 |
平成25年10月31日指定 所在地 甲府市下向山町字東山 所有者又は管理者 山梨県、個人
この古墳は昭和4年(1929)に地元住民などにより発掘され、特異な埋葬施設から多くの出土遺物が確認された。その後、中道町(現・甲府市)によって昭和44年(1969)に測量調査が、昭和46年(1971)に埋葬施設の発掘調査が行われた。 曽根丘陵の一角である東山の尾根上(標高340m、県立考古博物館の南側)に位置する大型の前方後円墳(全長99~120m)であり、近隣にある国史跡甲斐銚子塚古墳(全長169m)に先行して、古墳時代前期(4世紀中頃)に築かれたと推定されている。 この古墳には花崗岩製の石棺を納めた竪穴式石室(遺体を納める石の部屋)があり、昭和初期には石室内部から数多くの副葬品(石枕、青銅鏡、鉄製品、短甲など)が発見され、現在は東京国立博物館に収蔵されている。 大丸山古墳は、山梨県を含む東日本の古墳時代前期の社会・政治の動向や埋葬方法などを知るために欠くことのできない古墳であり、全国的な視野から見ても非常に価値が高い古墳である。
大丸山古墳の位置図←こちらをクリックで地図がご覧いただけます。
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