ページID:108533更新日:2023年4月20日
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SC0031 県指定 史跡 |
令和5年3月16日指定 所在地 中央市大鳥居4256 所有者又は管理者 中央市大鳥居自治会
甲府盆地の南側縁辺部、曽根丘陵の一角に所在する。古墳時代中期後半(約1550年前)に位置づけられる。古墳は帆立貝形を呈し、後円部を二重に取り囲む周溝をもち、全長約67mを測る。 昭和3年末から4年にかけて行われた発掘調査についての聞き取り報告から、石室は県内唯一の合掌形石室と推測される。 また、出土品は5世紀後半に位置づけられる冑、甲、武器等があり、この時代の代表的な副葬の組み合わせである。 以上のことから本古墳の被葬者が大和政権と強い結びつきを示すだけでなく、合掌形と推定される石室をもつことから、大和政権から特別な氏族が甲斐に派遣されていたか、大和朝廷と強力に結びついた在地豪族であることがうかがわれ、甲斐の古墳時代の歴史を解明する上で欠くことのできない古墳である。 |