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ページID:3546更新日:2019年1月30日
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ふれあい(19年10月号)
特別展「プラハ国立美術館展ルーベンスとブリューゲルの時代」
~10月14日(日曜日)
現在のベルギー北部にあたるフランドルでは、17世紀に絵画芸術が円熟期を迎えていました。17世紀のフランドル絵画には、ルーベンスとブリューゲルという二大潮流がありました。ルーベンスはバロック芸術を代表する画家の一人で、躍動感溢れるダイナミックな作風を特徴とした宗教画や肖像画で知られています。一方のブリューゲルとは、農民画で16世紀に高い人気を誇ったピーテル・ブリューゲルの子孫による「ブリューゲル・ファミリー」のことです。本展では、プラハ国立美術館の絵画コレクションから、70点の名品を紹介します。このうち約50点が日本初公開です。
問い合わせ先
県立美術館
TEL055-228-3322
富士山世界文化遺産暫定リスト登載記念特別展「北斎と広重ふたりの冨嶽三十六景」
10月13日(土曜日)~11月18日(日曜日)
霊峰富士の気高く壮麗な姿。当代きっての浮世絵師、葛飾北斎と歌川広重も富士山に魅せられ、その姿を絵に写した錦絵のシリーズとして刊行しました。北斎は、世界で最もよく知られた富士の絵「凱風快晴」を含む「冨獄三十六景」46枚。そして広重は、「不二三十六景」36枚、「冨士三十六景」36枚の二組のシリーズです。本展では、その全作品を一挙公開します。この三シリーズがそろって公開されることは、まれなことです。
時間と場所によって移り変わる富士の姿。ふたりの富士図を比較して、それぞれの個性と富士に対する思いやイメージを探ります。
問い合わせ先
県立博物館
TEL055-261-2631
開館25周年記念特別展「世界遺産ナスカ展-地上絵の創造者たち-」
10月10日(水曜日)~11月30日(金曜日)
今からおよそ1600年前の古墳時代、日本人は200mを越える巨大古墳を造営していました。同じ時代、地球の反対側に住むナスカ人は、「ハチドリ・コンドル」をはじめとする動物や幾何学紋様を荒涼とした砂漠に描いていたのです。
遠く太平洋を隔てた南米ペルーの地に栄えたナスカ文化。このナスカの人々はどんなふうに暮らし、どうして巨大な地上絵を描いたのか、その謎をさまざまな考古資料から探ります。バーチャルシアターでは、ナスカの地上絵の遊覧飛行も体験できます。
問い合わせ先
県立考古博物館
TEL055-266-3881
企画展「宮沢賢治若き日の手紙-保阪嘉内宛七十三通-」
~11月25日(日曜日)
詩や童話に独自の世界を切り開いた宮沢賢治。その親友保阪嘉内は、1896(明治29)年、山梨県韮崎市(当時の北巨摩郡駒井村)に生まれ、盛岡高等農林学校で賢治と出会いました。寄宿舎、自啓寮で同室となった二人は、ともに短歌を詠み、同人雑誌「アザリア」を発行、短歌や随筆を発表します。二人は、ともに学び、夢を語り合い、学生時代に培った農業への理想を胸にそれぞれの道を歩んでいきます。
本展では、嘉内に宛てた七十三通の書簡を一挙公開、二人の親交を紹介し、その青春の軌跡をたどります。
問い合わせ先
県立文学館
TEL055-235-8080
県立美術館、県立博物館、県立考古博物館、県立文学館の4館では、購入した日から1年間、常設展、企画展(特別展)を何回でも観覧できる、お得な「ミュージアム甲斐in券(かいいんけん)」(4館共通定期観覧券)を販売しています。
料金/一般5,000円、高校・大学生2,500円、小・中学生1,250円
販売場所/4館の窓口