トップ > 県政情報・統計 > 広報 > 山梨県の広報誌 > 山梨県広報誌「ふれあい」トップページ > ふれあい(18年11月号)
ページID:22347更新日:2019年2月2日
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山梨県立博物館では、開館一周年を記念して、特別展「祈りのかたち-甲斐の信仰-」を11月20日まで開催しています。
甲斐の人々は、力強さの中に大らかな息吹を感じさせる如来像や繊細で優美な菩薩像、あるいは憤怒の形相をもって人々を導く明王像など多彩な仏像・仏画を生み出し、祈りをささげ、思いを託してきました。
また、日蓮や夢窓疎石など日本仏教の礎を築いた祖師たちは、この地に縁深く、多くの足跡を遺しています。人々はその姿を像に刻み、その面影を慕い続けました。
本県に伝わる仏像・仏画は、これまでまとめて紹介されることがありませんでしたが、本展は、16件の国指定重要文化財をはじめ、県指定文化財など51件の県内仏教美術の精華を「祈りのかたち」として一堂に集めたもので、本県の信仰の歴史を概観する初めての機会です。
甲斐の風土に育まれてきた豊饒な祈りの世界をぜひご堪能ください。