トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県立考古博物館 > 風土記の丘研修センター > ものづくり教室「チャレンジ博物館」 > チャレンジ博物館第8回「縄文時代の石製耳飾のペンダントづくりにチャレンジ」
ページID:116968更新日:2024年10月11日
ここから本文です。
県立考古博物館では月に1回程度、小・中学生の親子を対象としたものづくり教室「チャレンジ博物館」を開催しております。
今年度第8回のものづくり教室は第41回特別展「縄文時代の不思議な道具」の関連イベントとして、縄文時代の石製耳飾のペンダントづくりにチャレンジします。
縄文時代の石製耳飾のペンダントの制作例
縄文時代の人々は首飾や耳飾をはじめ、髪飾(櫛)や腕輪といった様々な装身具を身に着けていました。これらは現代人にもなじみ深いアクセサリーですが、縄文人は単に着飾るためだけでなく、社会での地位や身分を示し、魔除けやまじないのために身に着けていたと考えられています。
縄文時代の耳飾には土で作られた栓状耳飾(せんじょうみみかざり)や石で作られた石製耳飾(せきせいみみかざり)などがありますが、今回のものづくり教室では石製耳飾の一種であるけつ状耳飾(けつじょうみみかざり)を制作します。
けつ(玦)とは、切れ目が入った輪のような形をした古代中国の装飾用の玉器(ぎょっき)です。けつ状耳飾という名前は、玦に形が似ていることに由来します。
耳飾に空けられた3つの孔は、割れてしまった耳飾を補修するためのものと考えられています。 |
C字状の耳飾の切れ目から耳に空けた孔に通して身に着けていたと考えられています。 |
酒呑場遺跡出土・石製装身具
重要文化財・当館蔵
山梨県内では、笛吹市の花鳥山(はなとりやま)遺跡や北杜市の天神(てんじん)遺跡、甲ッ原(かぶつっぱら)遺跡などから縄文時代のけつ状耳飾が発見されています。また、北杜市の酒呑場(さけのみば)遺跡からは丸玉や管玉などの装身具とともに、半分に欠けたけつ状耳飾が数多く出土してきます。
|
|
今回のものづくり教室では、縄文時代のアクセサリーの使用方法や移り変わりについて学習するとともに、笛吹市の花鳥山遺跡や北杜市の甲ッ原遺跡の出土品をモデルに石製耳飾づくりを体験していただきます。なお、作品は実際に耳飾として装着するのは困難なため、ペンダントに仕上げてお持ち帰りいただきます。あらかじめご了承ください。
皆さまの参加お申込みをお待ちしております。
令和6年11月10日(日曜日)
午前の部:9時30分~12時
午後の部:1時30分~4時
風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)
会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMaps)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)
午前の部・午後の部ともに、小・中学生の子どもとその保護者・8組(午前・午後の合計が16組)
活動しやすく汚れてもよい服装でご参加ください。また、新型コロナウイルス等の感染症対策として、マスクの着用を推奨いたします。
無料
参加には事前にお申込みが必要です。
風土記の丘研修センターへお電話またはご来館の上、お申込みください。
令和6年10月10日(木曜日)~24日(木曜日)の間、お申込みを承ります。
お申込みの際に参加ご希望の時間帯(午前の部または午後の部)をお伝えください。
お申込みが定員を超えた場合、抽選にて参加者を決定させていただきます。なお、抽選結果の通知は10月31(木曜日)までに当選者へのご連絡をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。(お申込みが定員に満たなかった場合、先着順にて追加募集いたします)
風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)
電話:055-266-5286
FAX:055-266-5287
開館時間:午前8時30分~午後5時
休館日:月曜日(10月14日、11月4日は開館)
ものづくり教室の詳細は、付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。