【毘沙門遺跡現地説明会 令和5年7月2日開催】
たくさんのご来場、ありがとうございました!
およそ1,000年前のムラの一部が姿を現した「毘沙門遺跡(びしゃもんいせき)」。
発掘中の毘沙門遺跡をみて、驚き・楽しみながら地域の成り立ちを知る見学会を開催しました。
現地説明会の様子
ココがポイント!
- 5月から約2ヶ月、リニア中央新幹線の橋脚がつくられる範囲で発掘調査を実施しました。
- その結果、約1,000年前の平安時代後半の竪穴建物が6軒発見されました。
- 平安時代といえば、「寝殿造り」とよばれる立派なお屋敷に貴族が住んでいるイメージですが、地方の一般庶民は縄文時代以来の半地下式の建物「竪穴建物」で暮らしていたのです!
- 竪穴建物にはカマドの跡がみつかったものや、炭になった木材がたくさん発見されたことから火事になったと推測できる場所がありました。
- 竪穴建物の中からは、煮炊きに使う「甕(かめ:鍋のような使い方)」、盛る・よそうための「皿」や「碗(わん)」、貯めることのできる「壺(つぼ)」、お供えに使ったと考えられている「台がつく皿(脚高高台・柱状高台とよばれる土器)」など、日用の多様な土器が発見されました。
- 平安時代の人が、ここで暮らしていた様子がわかります。
☆現地説明会資料はこちら(PDF:2,921KB)から
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