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令和5年9月20日(水曜日)
山梨県公安委員会室
議事の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。
警備部長から、「特別国民体育大会の開催に伴い、鹿児島県公安委員会から警察法第60条第1項の規定に基づく援助要求がなされたことから、鹿児島県警察に関東管区機動隊員を派遣したい。」旨の説明があり、原案どおり決裁された。
運転免許課長から、「中央市在住の男性から令和5年7月26日付けで提出された運転免許取消処分に関する審査請求について、処分庁である公安委員会名の弁明書を作成したので、審理官に送付したい。」旨の説明があり、原案どおり決裁された。
運転免許課長から、運転免許の取消処分9件に係る意見の聴取について説明があり、原案どおり決裁された。
総務室長から、「令和5年8月中の広聴事案取扱状況について、感謝が12件寄せられた。要望、意見、苦情の受理はなかった。」旨の報告があった。また、首席監察官から、「本年8月中に処理を終了した苦情事案は、警察官の対応に対する苦情1件である。」旨の報告があった。
生活安全部長から、本年8月末における電話詐欺の認知件数は38件(前年同期比-4件)、被害金額は7,156万円(同-981万円)、不審電話件数は615件(同+207件)、阻止件数52件(同+18件)、阻止金額1,482万円(同-1,760万円)となっていることのほか、子供・女性対象事案の状況等に関して報告があった。
刑事部長から、本年8月末における刑法犯の認知件数は2,120件(前年同期比+190件)、検挙件数は1,039件(同+136件)、検挙率は49.0%(同+2.2ポイント)となっていることのほか、重要犯罪、電話詐欺、窃盗の状況等に関して報告があった。
交通部長から、本年8月末における交通事故の発生件数は1,285件(前年同期比-16件)、死者数は19人(同+2人)、負傷者数は1,543人(同-59人)、うち重傷者数162人(同+3人)となっていることのほか、主たる事故態様別発生状況等に関して報告があった。
本部長から、「電話詐欺抑止装置の普及については、県警を挙げて取り組んでいるところであり、メディア等も活用して、その性能や抑止効果を県民に伝えている。さらなる普及促進により電話詐欺の抑止に成果を上げてまいりたい。」旨の発言があった。
委員から、「コロナ禍において減少していた刑法犯認知件数が、人流の回復に伴い増加傾向となっている中、電話詐欺の認知件数や、果実盗の被害件数は減少している。県警察の抑止に向けた取組が奏功しているものと思うが、引き続きの対策をお願いしたい。」旨の発言があった。
委員から、「電話詐欺抑止装置については、県警察で行っている貸出事業の検証結果からも高い効果が確認されている。最大の防止策だと思うので、引き続き普及促進に努めていただきたい。」旨の発言があった。
委員から、「鹿児島県警察への特別派遣について、他県の実情を見ることによって学ぶことも多いと思う。派遣後の報告会等により、そういったことを還元する機会を設けていただきたい。」旨の発言があった。
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