ここから本文です。
令和5年10月4日(水曜日)
山梨県公安委員会室
議事の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。
運転免許課長から、運転免許の取消処分7件に係る意見の聴取・聴聞について説明があり、原案どおり決裁された。
警務部長から、「時間外勤務を前提とした運用となっている警察署等における窓口業務について、受付時間を見直すことにより、時間外勤務の縮減を図り職員のワークライフバランスを推進するため、令和5年11月1日(水曜日)から当分の間、開庁日の午前9時から午後4時までに短縮して試行する。」旨の報告があった。
生活安全部長から、「令和5年9月24日(日曜日)に富士吉田市上吉田地内富士山二合目付近で発見された不発弾について、県警察による現場付近への立入規制、広報による注意喚起、爆発に備えた応急措置を施した上で、在日米軍が回収した。」旨の報告があった。
生活安全部長から、今夏に実施した富士北麓地域及び南アルプス山系における夏期警備の実施結果について、出動警察官数、取扱状況等に関して報告があった。
交通部長から、令和5年秋の全国交通安全運動の実施結果について、期間中の交通事故の発生件数は32件(前年比-7件)、死者数は0人(同-1人)、負傷者数は42人(同-8人)、うち重傷者数6人(同+3人)であったことのほか、事故態様別発生状況等に関して報告があった。
本部長から、「窓口業務の受付時間の変更については、単に時間を短縮するだけでなく、昼休み時間帯の受付拡大等、県民の利便性にも配慮した見直しとしている。今後においても、業務に合理化の余地があれば積極的に見直し、ワークライフバランスの推進につなげてまいりたい。夏期警備の実施結果について、今夏は登山者の規制に至るような状況は見られなかったが、来年に向けては、登山者の規制に関する山梨県の方針等を注視しながら十分に準備してまいりたい。秋の全国交通安全運動について、県下一斉飲酒取締りにより7件の飲酒運転を検挙したが、今後も不定期の飲酒検問等を継続してまいりたい。」旨の発言があった。
委員から、「窓口業務の受付時間の短縮について、適正に業務を行うためには、それに対する準備や点検の時間が確保されるべきであり、正規の勤務時間を充てて対応した方が良い。県民に理解を求めながら試行していただきたい。富士登山者への対策について、新型コロナウイルスの5類移行やインバウンドの増加等により登山者数も増加傾向にあるが、単に登山者数により安全性を判断するのではなく、登山道における時間的な集中の度合い等により危険性を判断し、必要に応じて規制を検討していただきたい。」旨の発言があった。
委員から、「富士山二合目付近における不発弾の発見・撤去について、富士山麓は広大であり、入山者も多い。今後も発見される可能性があると思うが、自衛隊や在日米軍と連携し、適正かつ安全に対応していただきたい。飲酒運転取締りについて、飲酒運転は故意であり、重大な結果を招くものである。飲酒運転撲滅に向け、引き続きの対策をお願いしたい。」旨の発言があった。
委員から、「秋の全国交通安全運動の実施結果について、交通事故の発生件数、死者数、負傷者数がいずれも前年比で減少しており、県警察の取組を評価したい。今後も交通事故や取締りの状況を分析し、戦略的な対策につなげていただきたい。」旨の発言があった。
お問い合わせ