ここから本文です。
令和5年12月20日(水曜日)
山梨県公安委員会室
議事の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。
警務課犯罪被害者支援室長から、令和5年6月15日付けで受理した「犯罪被害者等給付金の支給等による犯罪被害者等の支援に関する法律」に基づく遺族給付金の支給裁定申請に対する裁定案について説明があり、原案どおり決裁された。
監察課監察官から、「令和5年7月26日付けで、中央市在住の男性から申立てのあった運転免許取消処分の取消しに関する審査請求について、審査の結果、本件審査請求を棄却する裁決書を送付したい。」旨の説明があり、原案どおり決裁された。
交通規制課長から、「大規模災害に伴う緊急通行車両の確認等に係る事務手続の迅速化のため、「緊急通行車両確認証明書(災害対策基本法施行規則別記様式第5)」等への山梨県公安委員会公印の印影印刷を行いたい。」旨の説明があり、承認された。
運転免許課長から、運転免許の取消処分9件に係る意見の聴取・聴聞について説明があり、原案どおり決裁された。
総務室長から、令和5年11月中の広聴事案取扱状況について、感謝20件、要望1件、苦情1件をそれぞれ受理した旨の報告があった。
首席監察官から、本年10月17日(火曜日)から同月31日(火曜日)までの間に全警察署を対象に実施した令和5年度山梨県警察総合監察の実施結果について報告があった。
生活安全部長から、本年11月末における電話詐欺の認知件数は59件(前年同期比-13件)、被害金額は1億1,940万円(同-1,920万円)、不審電話件数は954件(同+66件)、未然防止件数76件(同+19件)、未然防止額2,178万円(同-3,536万円)となっていることのほか、子供・女性対象事案の状況等に関して報告があった。
刑事部長から本年11月末における刑法犯の認知件数は3,073件(前年同期比+406件)、検挙件数は1,447件(同+254件)、検挙率は47.1%(同+2.4ポイント)となっていることのほか、重要犯罪、電話詐欺、窃盗の状況等に関して報告があった。
交通部長から、本年11月末における交通事故の発生件数は1,857件(前年同期比+56件)、死者数は28人(同+5人)、負傷者数は2,272人(同+30人)、うち重傷者数232人(同+11人)となっていることのほか、主たる事故態様別発生状況等に関して報告があった。
交通部長から、本年末における暴走族等対策の実施概要について報告があった。
甲府警察署長から、「当署においては、管内における犯罪の発生状況を分析した上で、認知件数が増加している電話詐欺及び自転車盗に対する重点的な対策を推進するとともに、貴金属取扱店舗に対する防犯指導、高校生に対する犯罪実行者募集情報等に関する防犯講話、甲府駅周辺の各種安全対策等、犯罪抑止のための総合的な対策を実施している。」旨の報告があった。
上野原警察署長から、「当署においては、管内における交通事故の発生状況等を分析し、重点施策としてローリング族対策及び県外者対策を推進するとともに、管内の新聞や飲料販売店と連携した高齢者対策、地元ケーブルテレビによる交通安全啓発動画の放映、学生等と連携した交通安全教室等、総合的な交通事故抑止対策を実施している。」旨の報告があった。
本部長から、「年末における暴走族等対策の実施については、県民の関心も高いものであることから、しっかりと態勢をとって取り組みたい。本日が本年最後の公安委員会となるが、県警察における1年間の警察活動を各部において振り返り、取組状況を分析した上で、来年の活動に反映して参りたい。」旨の発言があった。
委員から、「上野原警察署においては、飲酒運転や高齢者の交通事故の防止に向けて、地域の実情を踏まえた対策を行っているとのことであり、引き続き現状を分析した対策を推進していただきたい。」旨の発言があった。
委員から、「年末における暴走族等対策の実施について、暴走族も警察の裏をかくような方法を考えるであろうから、漏れのないような対策をお願いしたい。電話詐欺や飲酒運転の抑止について、各種対策による成果も見えているところであるが、対策の実施効果を検証し、さらなる成果につなげていただきたい。」旨の発言があった。
委員から、「甲府警察署では、犯罪抑止に向けて、先へ先へと対策が進められており、また、上野原警察署では、署長指揮の下、新しい色を出しながら交通事故抑止に成果を上げている様子がうかがえる。各種対策を実行することによって新たな知恵やアイデアが生まれてくると思うので、まず行動第一を念頭に置き、県民の安全・安心に向けて、一歩一歩前に進んでいってほしい。」旨の発言があった。
お問い合わせ