定例会議開催概要(R060306)

開催の日

令和6年3月6日（水曜日）

開催の場所

山梨県公安委員会室

議事の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。

決裁事項

審査請求に対する裁決（案）について

警務部監察官から、「令和5年8月25日付けで、富士川町在住の男性から申立てのあった運転免許停止処分の取消しに関する審査請求について、審査の結果、本件審査請求を棄却することとして裁決したい。」旨の説明があり、原案どおり決裁された。

山梨県と長野県の県境付近での山岳遭難事案における山梨県警察と長野県警察との権限行使に関する協定締結について

地域課長から、山梨県と長野県の県境付近での山岳遭難事案における山梨県警察と長野県警察との権限行使に関する協定締結について説明があり、原案どおり決裁された。

報告事項

令和6年度警察官採用試験の実施について

警務部長から、令和6年度に実施する警察官採用試験の採用予定人数、受付期間等について報告があった。

刃物対処に向けた逮捕術訓練の推進について

警務部長から、「他県警で発生した事件で見られるように、交番勤務中に刃物で突然襲われる場合への対処能力を身につける必要があることから、指導体制を強化した上で、交番及び駐在所勤務員等の警察官を対象とした刃物対処に向けた逮捕術訓練を推進する。」旨の報告があった。

令和6年全国優秀警察職員表彰の受賞について

首席監察官から、「全国優秀警察職員表彰は、警察職員として長期にわたって職務に励み、多くの功労を挙げた者に対して、警察庁長官がその功労を顕彰するため行うものであり、令和6年は、刑事部鑑識課の相沢祐樹警部が受賞した。」旨の報告があった。

本部長総括

本部長から、「令和6年度警察官採用試験の実施について、より多くの受験者を確保するために、これまで以上に採用活動に力を入れるとともに、採用後における実務教育、人間教育にしっかりと取り組んでまいりたい。」旨の発言があった。

公安委員意見等

委員から、「警察官の採用活動について、少子化による就職適齢人口の減少や、今の若者の就職に対する意識、また、彼らに警察の職務はどのように映っているのかといったことなども十分に分析し、有為な人材の確保に向けた努力をお願いしたい。」旨の発言があった。

委員から、「刃物対処に向けた逮捕術訓練の推進について、交番等において警察官が襲撃される事案が発生した場合、地域住民も大きな不安を抱くことと思う。本訓練の必要性は極めて高いことから、しっかりと推進していただきたい。」旨の発言があった。

委員から、「3月1日に採用活動が解禁されたが、民間においては、募集企業が増える一方、学生は減少しており、企業側も各種対策を講じてくる中で、警察官の採用活動も相当真剣に取り組んでいく必要がある。試験日程の工夫、採用内定者に対する継続的なサポートなど、さらなる対策を検討していただきたい。」旨の発言があった。