サイバー犯罪が多発しています
サイバー犯罪被害を防ぐために、次のことに注意してください。
- 自分のID、パスワード等の管理を適切に行う。(IDやパスワードは、自宅の鍵や印鑑のように大切なものです。)
- パスワードはアルファベットの大文字・小文字・数字を混ぜた長いものにする。(1234、誕生日、電話番号などはNGです。)
- 同じパスワードを使い回さない。
- 他人にパスワードを教えない。
- 内容を確認しないで、「はい」「Yes」などクリックしない。
- 先払いや代引き等の決済方法は相手を確認して慎重に行う。(どこの誰か分からない人との取引にはリスクが伴います。)
- 知らない人からのショートメール(SMS)、SNS、Eメールの添付ファイルを開いたり、リンクにアクセスしない。(悪意を持つ人は、フリーメールや架空口座などを使って他人になりすましています。)
- クレジットカード決済は、3Dセキュアの利用などセキュリティーを確認して行う。
- うまい話を安易に信用しない。(世の中にうまい話なし)
- セキュリティ対策を行う。(家に鍵をかけるように、コンピュータにもセキュリティ対策が必要です。最新のブラウザやアプリを利用したり、マルウェア対策ソフト等を導入しましょう。)
これらが全てではありませんが、現実社会で行うような防犯対策をサイバー空間でもしっかり行うことが被害に遭わないポイントです。
サイバー犯罪の事例と対策
料金の不当・不正請求
アダルトサイトなどの利用料金をメールなどで請求されている。
- 利用明細や利用料金などの記載のない請求に応じる必要はありません。
- メールに返信したり相手に電話をかけてはいけません。(心配になったらまず警察に相談して下さい。)
「あなたの端末情報が登録された」と表示されている。
- インターネットを閲覧しただけでは住所・電話番号・氏名等の個人情報が漏れることはありません。
- 料金請求の画面が消えなくなった場合は、「システムの復元」が有効です。
インターネットオークション等に係わるトラブル
落札代金を振り込んだが品物が届かない。
- 商品を受け取った後に送金されるシステムを利用するなどの対策が必要です。そのようなシステムが利用できない場合には、身元がしっかりした相手以外とは取引しない方が賢明です。
- 他の出品者より異常に価格が安いなど、うまい話には注意する。
- 入札・落札時の画面や相手とのやりとりをデータとして保存しておく。(民事事件・刑事事件いずれにおいても必要です)
「美品!新品同様」を落札したが、キズが多く美品とは程遠いものだった。
- 中古品の売買にはリスクが伴うことを承知し、事前に相手方に質問するなどして疑問点を解消し、納得できない点があれば無理に入札をしない。
- 現物確認が可能な場合には現物を確認してから入札する。
誹謗・中傷・嫌がらせ
掲示板に個人情報とともに「恋人募集!」の書き込みをされた。
チャットなどで知り合った者から嫌がらせのメールが届く。
- ホームページや掲示板、SNSなどに個人情報を載せない。
- アンケートなどに不用意に住所・氏名などを答えない。
- マナーを守り、不用意な発言・書込みで自らトラブルを招かない。
SNSでは、匿名で利用していても、過去の書込みや他のユーザーとのつながりで、利用者を特定(推定)できる場合があります。
マルウェア(ウィルス・ワーム・トロイの木馬)
メールの添付ファイルを開いたらパソコンがおかしくなった。
- 不審なメールは開かず、添付ファイルを開いたり、メール内のリンクにアクセスしない。
- マルウェア対策ソフト等を使用してウィルス等の駆除をする。また、メールの添付ファイルやインターネットからダウンロードしたファイルなどを開くときは、マルウェア対策ソフトなどでスキャンして行う。
スマートフォンを狙ったサイトも増加しています。スマートフォンでアプリをインストールする際は、次のことに注意して下さい。
- アプリが要求する権限を必ず確認する。(例:ゲームアプリなのにアドレス帳の読み取り権限を要求するなど)
- 信用できる提供元のアプリ以外はインストールしない。
- 保護者は、お子様が使うスマートフォンのフィルタリング機能を利用する。