ここから本文です。
内容・任務 | 派遣期間員及び派遣人数 | ||
1 |
山梨県警察広域緊急援助隊警備部隊等の派遣 山梨県警察広域緊急援助隊を派遣。被災地において被災者の救出救助、安否確認や情報収集の任務に従事 |
① | 派遣期間:1月1日~5日 派遣人数:7名 |
② | 派遣期間:2月17日~26日 派遣人数:21名 |
||
2 |
山梨県警察特別機動捜査部隊の派遣 山梨県警察特別機動捜査部隊を派遣。被災地において初動捜査活動等の任務に従事 |
① | 派遣期間:1月10日~16日 派遣人数:4名 |
② | 派遣期間:2月4日~10日 派遣人数:4名 |
||
③ | 派遣期間:2月19日~25日 派遣人数:4名 |
||
④ | 派遣期間:3月5日~11日 派遣人数:4名 |
||
⑤ | 派遣期間:3月20日~26日 派遣人数:4名 |
||
⑥ | 派遣期間:3月30日~4月6日 派遣人数:4名 |
||
⑦ | 派遣期間:4月11日~4月18日 派遣人員:4名 |
||
3 |
山梨県警察広域緊急援助隊交通部隊の派遣 山梨県警察広域緊急援助隊交通部隊を派遣。被災地において交通規制の任務に従事 |
||
① | 派遣期間:1月13日~17日 派遣人数:8名 |
||
② | 派遣期間:2月9日~14日 派遣人数:8名 |
||
③ | 派遣期間:2月21日~26日 派遣人数:8名 |
||
4 |
山梨県警察特別生活安全部隊の派遣 山梨県警察特別生活安全部隊を派遣。被災地において避難所訪問(相談対応及び防犯指導)等の任務に従事 |
① | 派遣期間:1月11日~20日 派遣人数:3名 |
② | 派遣期間:2月26日~3月6日 派遣人数:3名 |
||
5 |
山梨県警察緊急災害警備隊等の派遣 山梨県警察緊急災害警備隊を派遣。被災地において捜索活動等の任務に従事 |
① | 派遣期間:1月13日~20日 派遣人数:23名 |
6 |
山梨県警察特別警備部隊の派遣 山梨県警察特別警備部隊を派遣。被災地において警戒活動等の任務に従事 |
① |
派遣期間:4月13日~4月21日 派遣人員:20名 |
7 |
山梨県警察広域警察航空隊の派遣 山梨県警察広域警察航空隊を派遣。航空支援等の任務に従事 |
① | 派遣期間:1月16日~22日 派遣人数:1名 |
② | 派遣期間:2月1日~7日 派遣人数:1名 |
||
8 |
山梨県警察特別自動車警ら部隊の派遣 山梨県警察特別自動車警ら部隊を派遣。被災地において警戒活動等の任務に従事 |
① | 派遣期間:1月12日~23日 派遣人数:6名 |
② | 派遣期間:2月3日~14日 派遣人数:6名 |
||
③ | 派遣期間:2月14日~25日 派遣人数:6名 |
||
④ | 派遣期間:2月25日~3月7日 派遣人数:6名 |
||
⑤ | 派遣期間:3月29日~4月9日 派遣人数:6名 |
||
⑥ | 派遣期間:4月9日~20日 派遣人数:6名 |
||
9 |
山梨県警察特別交通部隊 山梨県警察特別交通部隊を派遣。被災地において交通整理等の任務に従事 |
① | 派遣期間:3月30日~4月6日 派遣人数:8名 |
内容等 | |
1 | 給水車 警察庁からの要請を受け、1月9日に断水が続く被災地に警備部機動隊の給水車1台を搬送 |
(1) 広域緊急援助隊(1月1日~1月5日)
最初の任務は、各県部隊が待機している場所から約80キロメートル離れた珠洲警察署までの陸路の確保でした。道路は陥没・隆起、電柱の倒壊等により通行不可能な場所が多く、通常は2時間以内で到着するところ5時間30分を要しました。地元の消防団員が通行可能な裏道や行き止まりを教えてくれて大いに助かりました。
「倒壊した家屋に閉じ込められている」との通報を受け、他県警と合同で安否確認に向かいました。倒壊家屋内に高齢男性2名が閉じ込められている現場があり、近隣に住む家族が泣きながら救出を試みました。近隣住民も協力して重機で木材を撤去し、ブルーシートで雨避けをする等していました。余震が頻発し、その都度、警笛を鳴らして倒壊家屋から離れ、今後の作業方針を協議して作業を再開することを繰り返しました。住民の助力を得ながら半日かかって救出しましたが、残念ながら両名とも死亡が確認されました。
その後は、一軒一軒家屋を回って声かけをしました。住民の方々から「遠方からありがとうございます」と声をかけられ、自らが被災したにも関わらず、私たちを気遣う気持ちに心を打たれました。
(警備部機動隊・警部補)
《珠洲市での救出救助活動》 | |
(2) 緊急災害警備隊(1月13日~1月20日)
倒壊した家屋に取り残された人がいないか再確認したほか、被災者の方々に声をかけ、各家の住人の避難先等を確認しました。高齢者が多い地域で、倒壊した自宅から荷物を運び出せずに困っている方も多かったため、積極的に声をかけ、隊員が代わりに倒壊家屋に入って荷物を搬出しました。
倒壊した家屋から一人で荷物を運び出していた80歳代の女性と話をする中で「同居のご家族を地震で亡くし、身寄りもなく、住む家も失った」と聞きました。その方は、私たちが山梨県警であることを知ると、「山梨から来てくれたんですか。良いところですよね。遠くからありがとうございます」と、自身が大変な思いをしているにも関わらず、私たちに労いの言葉をかけてくれました。
隊員一同、返す言葉が見つかりませんでしたが、被災された方々のために自分たちが警察官としてできることに真摯に取り組もうと決意を新たにしました。
(警備第二課・警部)
《珠洲市での安否確認・救出救助活動》 | |
(3) 特別自動車警ら部隊(1月12日~1月23日)
輪島警察署管内での警ら活動等を行いました。倒壊した家の付近に不審者がいるとの通報が多数あり、被災者からはパトロール強化を要望する声が多かったです。避難所の方々からは「パトカーが来てくれると安心する」との声をいただきました。
避難所生活をしていた幼い兄妹に「パトカーに乗ってみる?」と声をかけたところ、初めて乗るパトカーに子供たちは大喜びで気分転換になった様子でした。以降、避難所で子供たちに声をかけてパトカー乗車体験をしてもらい、子供たちが喜ぶ姿だけでなく、その状況をスマートフォンで撮影して喜んでいるご両親の姿もあり、被災者に寄り添った対応をすることができたと感じました。
(生活安全部地域課・警部補)
《輪島市での交通整理・避難所訪問活動》 | |
(4) 特別生活安全部隊(1月11日~1月20日)
避難所を訪問し避難者の相談対応等にあたりました。能登町や珠洲市内の学校体育館や公民館など10箇所を担当しましたが、被害の大きい地域は特に道路状況が悪く、車を置いて徒歩で避難所に向かうこともありました。
新型コロナ感染症等に複数人が罹患している避難所もあり、避難所生活には感染症対策も必要でした。
避難者に寄り添いニーズに沿った対応をすることを心掛けました。こちらから具体的な被災状況を尋ねることはせず、避難者が警察に求めることを聞き取り、防犯指導やパトロールしていることを話して安心感を持ってもらうことを心掛けました。
「潰れた自宅を見ているだけで涙が出てくる」という高齢女性や、倒壊した自宅で母親が亡くなったという40歳代女性など、悲しい心情をお話しされる方もおり、少しでも気持ちを和らげるために寄り添って話を聴きました。
「余震がひどく眠れない」と訴える避難者も多く、実際、訪問中に余震が発生した時は家族で身を寄せ合い、ひどく動揺している様子でした。
小学校低学年くらいの子供達に折り紙を教えたり、避難所に届けられた支援物資のバケツリレーに加わるなどして、避難者の心身の負担軽減に努めました。
(生活安全部生活安全企画課・警部補)
《能登町内等避難所での相談対応活動》 | |
お問い合わせ