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強制性交、強制わいせつ等の性犯罪被害に遭われた方は、精神的なショック等から、警察に対する被害申告をためらうことも多く、また捜査の過程において、被害者が精神的負担を感じる場合もあることから被害が潜在化する傾向が高く、その結果、同様の被害が発生する危険性があります。性犯罪を犯した者は、再び類似の事件を起こす傾向が強く、場合によっては更に重大な事件を敢行する危険性もあります。
性犯罪被害に遭われた方、または性犯罪被害に関する困りごと、悩みごとは、
「性犯罪被害相談ダイヤル」電話#8103
に相談してください。
あなたの心(ハート)に寄り添う相談電話があります
あなたの声をしっかりと受け止めます
#8103にダイヤルしていただくと、発信場所を管轄する都道府県の性犯罪相談電話につながります。
相談をより身近なものにするため、令和元年7月1日より、通話無料(フリーダイヤル)となりました。
山梨県警察では、24時間体制で相談に対応しています。
#ダイヤルが利用できない場合は、フリーダイヤル:0120-79-8103におかけください。
なお、これまでの「性犯罪被害相談電話・性暴力110番」電話055-224-5110は通話料金がかかります。
事件の内容やあなたの個人的なことについては決して漏らしません。警察はあなたのプライバシーを守ります。
あなたの家族の状態・事件の内容などにもよりますが、あなたが被害に遭ったことは、家族を含め必要以外の人には知られないように捜査を行います。
ただし、あなたが未成年の場合には、これから捜査の協力等をお願いすることを考えて、保護者の方にはお話しせざるを得ません。
しかし、被害の届出をするかどうかは別にして、話だけ聞いてほしいと思われるのでしたら、家族の方にもお話ししませんからご安心下さい。
あなたが、被害を受けた直後であったり、犯人がまだ近くにいる可能性がある場合は110番通報をして下さい。また、お近くの交番・駐在所や警察署に届けてくださっても結構です。
被害の相談については、全国共通の「性犯罪被害相談電話」#8103(フリーダイヤル:0120-79-8103)又は「性犯罪被害相談電話・性暴力110番」055-224-5110(有料)があり、執務時間中は女性警察官も対応できます。
また、つきまとい等のストーカーによる被害については「警察総合相談室」#9110(全国共通)をご利用ください。
警察では、あなたからの希望に応じて、可能な限り希望の性別の警察官がお話を伺うようにします。
(希望した性別の警察官が対応できないこともあります。希望に添えない場合、応対には十分気を配りますのでご安心下さい。)
事件に関して、話したくないようなことを捜査員から聞かれることもありますが、捜査上必要があってお聞きするものです。
どうしても答えたくないことはお答えいただかなくても構いません。
しかし、詳しいことが分かれば捜査もスムーズになり、犯人が早く捕まることにもつながるということをご理解下さい。
事件の特質から、多くの場合、犯人が捕まったり、事情を聞いたりした時点で、訴えたことは犯人に分かります。
しかし、それまでは、ひそかに捜査を進めますし、逮捕した後もあなたの保護に全力を尽くします。
もし、あなたが警察に訴えたことから、犯人に脅されたりした場合は、その行為が新しい犯罪となりますので、すぐに警察に連絡してください。警察は速やかに対処します。
人を罰する場合は「人違い」ということがあってはなりません。ですから、犯人らしい人が分かった時点で、本当に犯人なのかどうかを確認してもらうことになります。
しかし、この場合には、マジックミラーのある部屋などを利用したり、写真で確認していただいていますので、直接犯人と対面することはありません。
裁判は通常は普通公開で行われます。しかし、あなたが被告人(裁判にかけられている犯人)や傍聴人(法廷で裁判の様子を聞いている人)からの圧力などにより証言をするのが難しいような場合には、これらの人のいない場所から証言することができる制度があります。
また、性的犯罪被害については、被害者の方の気持ちを考えて、新聞に記事が出るなど公にはしません。特に重大な事件で新聞に掲載される場合でも、誰が被害に遭ったのか分からないような配慮がされています。
平日の執務時間中(午前9時頃~午後5時頃)にお越しいただく事が望ましいのですが、どうしても仕事や学校の都合がつかない場合は、あらかじめご連絡いただければ、夜間や土曜日・日曜日にも対応します。
ただ、捜査の時間的な制約などにより、どうしても必要な日時にお時間をいただかなければならないこともありますのでご理解下さい。
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