社会福祉法人 にんじんの会

着実にステップアップできる環境

この事業は、ご利用者様への介護、つまり“人へのサービス”が中心になりますから、より良いサービスを提供するためにも人を育てることに最も重点を置いています。現場で働く職員が「質の高いサービスを提供しよう」と常に高いモチベーションを持てるよう、ミーティングをひんぱんに開催。職員全員で意見を出し合いながら、サービスの質向上に努めています。ご利用者様の笑顔は事業所長になった今も私のやりがいですが、職員一人ひとりが成長していく姿を見ることもまた、かけがえのない喜びです。


にんじんの会はとてもあたたかな組織で、ご利用者様のことはもちろん、職員一人ひとりのしあわせも願っています。私自身、常に上司から「少し努力すれば到達できる目標」を設定してもらい、キャリアアップを重ねてきました。小さな階段を一歩一歩かみしめながら、登っていく。そんな地に足のついた成長ができる点に、にんじんの会の強みを感じています。

今は人材育成に取り組んでいます

仕事において「人の役に立っている」と実感できることはやりがいに直結するとても大きな要素ですが、それをダイレクトに感じられるのが介護という仕事の魅力です。たくさんの人生の先輩たちから、私も多くのことを学ばせていただきました。「こうやって生きていく」「こんな最期を迎えたい」という確固たる意思を持ち、それを最期まで貫く生き様や死に様を見せていただくたびに、深く考えさせられるのです。例えば呼吸器をつけるか、つけないか。迷い、悩み、ゆれ、時に思いが変わっていく事もある自己決定の過程を、私も隣で支援させて頂く事もあるわけですから、介護という仕事は本当に尊い仕事だと思います。
当法人の良いところは、第一にさまざまな業態を展開していることです。ほとんどの介護保険サービスを提供しています。第二に、学べる仕組みが整っていること。定期的な研修や資格取得支援制度のほか、業態ごとに研修会や勉強会を開催。正職員や非常勤といった雇用形態に関係なく、勉強したい人は誰でも参加できるのです。学びの場であり、事業所間の交流の場にもなっています。第三に、一人ひとりのペースを尊重しながら、チャンスをくれるところです。

私達は、さらに信頼される質の高い福祉の提供するため、2001年3月にISO9001の認証を取得しました。これは品質マネジメント関係の国際標準規格で、在宅系福祉業界の草分けとなる存在です。また日々の業務を非常に細かなレベル（ヒヤリハットの内容、小さなクレームなど）までデータベース化し、全職員に共有するといった日常的なサービス品質向上のための活動も続けています。これまでも現在の介護保険の原型といえる制度（ケアマネジャーの基礎となるようなコーディネイター職を設け、客観的な介護レベルを設定）を業界に先駆け導入するなど、先取・先進の精神はいわば社風。さらによりよい介護を。大切にする思いは、これからも変わることはありません。