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一般道路やその周辺、市街地の広場や公園などでのごみの散乱は、自然や生活環境の美観を損ねるばかりでなく、人に不快感を与え、また、環境衛生上の問題を生じます。このため、県では、快適で美しい環境を保全することを目的とし、昭和59年3月「山梨県空き缶等の散乱防止に関する条例」を制定しました。また、県内27市町村においても同様の条例が制定されています(平成20年5月1日現在)。
県では、昭和55年以降「空き缶等散在実態調査」を県内主要道路12地点で行っており、その結果は次のとおりです。調査地点での空き缶等の散乱数は、多少の変動はありますが、年々減少してきており、昭和55年度を基準とすると平成24年度は19分の1の水準となっています。
平成24年度空き缶等散在実態調査(調査基準日:平成24年11月27日)の調査集計結果についてまとめました。
平成24年11月19日から11月28日の間に実施した空き缶等散在実態調査における散乱数951個の内訳(資料2参照)は、空き缶571個(構成比60.0%)、ペットボトル59個(6.2%)、空きびん266個(28.0%)、紙パック等55個(5.8%)で、前年度(平成23年度)と比較すると、総量で258個(前年比21.3%)減少しました。(資料2,3,4,5参照)
調査対象4品目のうち3品目において昨年度より減少、1品目については若干増加したものの全体では昭和55年度の調査開始以来一番低い値となっています。(資料3,4,6参照)
これは、「ごみ減量・リサイクル推進キャンペーン」、「ごみの散乱防止と3Rを推進するためのポスター・標語コンテスト」をはじめとしたごみの散乱防止についての啓発活動を実施してきたことに加えて、日常生活の中に環境保全・環境美化活動が定着していくことを目的とした「やまなしクリーンキャンペーン」の提唱、実施など、県民への環境保全に関する啓発活動も継続して行ってきた成果であると考えます。
逆に、地点番号2:昇仙峡内(甲府市)、地点番号6:国道300号(身延町)、地点番号7:国道52号(身延町)では散乱数が増加した。(資料5参照)
平成24年度は、昭和55年度の調査開始以来一番低い値となりました。
空き缶等の散乱数は継続して減少してきており、近年は低い値で安定しています。これは、地域の方々やドライバーの皆さんのモラルの向上やリサイクル意識の定着があると考えられます。県では今後も引き続き、ごみの散乱防止や環境美化、リサイクルの推進に関する意識啓発活動を行っていきたいと思います。
なお、本調査につきましては基礎資料としての一定の役割を果たしたものとして本年度をもって終了することといたします。
調査結果詳細は、以下資料をご覧ください。