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ページID：2020更新日：2025年3月11日

山梨県の水田農業

山梨県の水田農業の現状・特徴

【耕地面積】

• 山梨県の耕地面積は23,000ヘクタールで、そのうち田の面積は7,540ヘクタールと32.8%を占めています。全国の耕地面積における田の割合は54.3％であり、田の割合は低いと言えますが、これは、本県では果樹園の割合が高いためです。

	耕地	うち田
山梨	23,000ha （100.0%)	7,540ha (32.8%)
全国	4,272,000ha (100.0%)	2,319,000ha (54.3%)

(農林水産省　令和6年耕地及び作付面積統計)

【経営規模】

• 田のある経営体数は5,610経営体で、米を販売しない自家飯米農家が多いことが特徴です。販売農家のうち、過去1年間に稲を販売目的で作った田の面積規模別経営体数は下表のとおりで、経営規模が0.5ha未満の農家が65.3%と大多数を占めています。近年、規模拡大が進み、2ha以上の経営体数は増加しています。

0.5ha未満	0.5～1.0ha	1.0～2.0ha	2.0ha以上	合計
2,636経営体 (65.3%)	958経営体 (23.7%)	287経営体 (7.1%)	155経営体 (3.8%)	4,036経営体 (100.0%)

(2020年農林業センサス)

• また、米の県内消費量40,652トン（推計）に対して、本県の主食用米の生産量は25,300トン（R5年産）であり、米の県内自給率は62.2％となっています。

山梨県の米生産の状況

• 令和6年産の水稲作付面積（主食用米）は4,590ヘクタールであり、生産量は24,500トンでした。
• 品種は、コシヒカリが全体の作付の約7割を占め、食味重視の傾向が強くなってきています。また、農林48号などの他県ではほとんど栽培されていない品種の栽培も継続して行われています。 

【品種別栽培面積状況（令和6年産）】

順位	品種名	作付面積	シェア
1 2 3 4 5 6	コシヒカリ ヒノヒカリ 農林48号 あさひの夢 ひとめぼれ ミルキークイーン その他	3,205ha 401ha 176ha 167ha 155ha 59ha 427ha	70％ 9% 4% 4% 3% 1% 9%
	計	4,590ha	100.0%

（食糧花き水産課調べ・推計値）

　最近の動きとして、生産農家の高齢化や兼業化の進展に伴い、作業受委託の取り組みが増えており、峡北地域においては法人等による請負耕作が増えています。

今後の振興方針

• ①低コスト化生産

• ・農地集積・集約化による効率的機械利用

• ・密苗、疎植栽培、技術センター成果の新肥料施用拡大

• ・主食用米と非主食用米を組み合わせた労力分散

• ②良質米の生産

• ・高温耐性品種の奨励品種採用（令和5年3月 にじのきらめき）

• ・新品種の導入、普及検討（にじのきらめき）

• ③需要のある米生産

• ・酒造好適米、加工用米、飼料用米等

 

 

 

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