ページID:5822更新日:2019年2月4日
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No. |
成果情報名 |
内容の要約 |
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1 |
平坦地春穫りレタス栽培における減化学肥料・減農薬栽培 |
平坦地の春穫りレタス栽培は有機質肥料およびJAS認定農薬を用いることにより、慣行栽培より上物収量を落とすことなく、化学肥料(窒素成分量)の使用量を50%削減でき、化学農薬(使用成分数)を使わずに栽培できる。 |
2 |
平坦地抑制キュウリ栽培における減化学肥料・減農薬栽培 |
平坦地の抑制キュウリ栽培は、有機質肥料およびJAS認定農薬を用いることにより、化学肥料(窒素成分量)を70%、化学農薬(使用成分量)を25~50%減らすことができる。収量も実用上差し支えない程度得られる(化学農薬の一律50%削減は難しい)。 |
3 |
高冷地秋穫りダイコン栽培における減化学肥料・減農薬栽培 |
高冷地の秋穫りダイコン栽培は有機質肥料およびJAS認定農薬を用いることにより、上物収量を落とすことなく化学肥料(窒素成分量)と化学農薬の使用量を50%減らすことがでる。 |
4 |
高冷地夏秋トマト栽培における減化学肥料・減農薬栽培 |
高冷地の夏秋トマト栽培は有機質肥料およびJAS認定農薬を用いることにより、慣行栽培より上物収量を落とすことなく化学肥料(窒素成分量)と農薬(使用成分数)の使用量を50%減らすことがでる。 慣行栽培に比べて、L級以上の果実の割合が増加し、収量が増加する。 |
5 |
生分解性マルチの早出しスイートコーン栽培への利用 |
土壌中へ鋤き込むと水と炭酸ガスに完全に分解する性質を持つ「生分解性マルチ」をスイートコーン一重トンネル栽培で用いた場合、展張作業性、耐久性は実用レベルを有し、スイートコーンの生育、収量、先端不稔、収穫期はいずれの点でもポリマルチを用いた栽培と比べて遜色ない。 スイートコーン収穫後の鋤き込み作業も良好で、水稲作付けの場合も、代かき後にマルチの破片が浮遊したり、浮き苗等の発生はない。 生分解性マルチを一度に大量(50作分)に土中に鋤き込んでも、土壌に対し悪影響を及ぼすことはない。 |
6 |
畑土壌へ施用した各種有機質資材からの無機態窒素溶出量の経時的変化 |
県内で流通する各種有機質資材の無機態窒素溶出量を土壌、地域、施用時期および期間をもとにデータベース化した。これにより簡単に無機態窒素溶出量の経時的変化を知ることができる。 |
7 |
在来キュウリ・エゴマの栽培特性 |
県内在来キュウリ9系統および在来エゴマ2系統を収集し、特性調査を行った。 在来キュウリは早川町、中富町、丹波山村、小菅村、須玉町、下部町、忍野村、上野原町から収集した。果実はいずれの品種も現在栽培されているものに比べやや短く、果色が淡緑~緑で淡い。用途は、主に生食用・漬物用である。早川町の茂倉地区では「冷や汁」の具として利用されている。 在来エゴマは中富町、須玉町から収集した。中富町収集系統は、草丈150cmで、茎と葉にアントシアンを含む。種子の色は茶褐色である。須玉町収集系統は、草丈170cmで、アントシアンは含まない。種子の色は灰白色である。用途は、ゴマの代用や種子から搾った油を利用する。 |
8 |
GISを活用した獣類による被害実態情報の電子化 |
県地理情報システム(GISGeobase6)に被害エリア、加害獣種、被害防止柵の設置場所、種類、高さ等を入力したため、庁内での閲覧、地図印刷が可能となり(平成16年3月予定)、状況に対応した柵整備等が視覚的認識によりできる。 GIS:地理情報システムパソコン上で白地図の上に禁猟区、休猟区、農振の農用地等の様々な情報を入力したもので、その情報は全庁的に閲覧・印刷が可能 |
9 |
イノシシに対する簡易防護技術の効果検証及び設置管理上の問題点の提示 |
簡易電気柵及び金属ネットは、高い被害防止効果があり、トタン柵はこれに劣るものの一定の効果が認められた。 簡易電気柵及び金属ネット柵を適正に管理することにより、ほぼ完全に被害を防ぐことができた。 |
10 |
コチョウラン類の新種の作成と開花特性 |
コチョウランのオリジナル品種を育成するため、いくつかの交配を行ってきた。そのうち、本年度開花した3交配は新しい交配組合せであったことから英国王立園芸協会のサンダーズリストへ登録した。
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