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宝石の街 甲府

宝石の街甲府 「宝石の街 甲府」

 会 期:2018年10月20日(土)-2019年2月11日(月・祝)

 休館日:火曜日、12月29日(土)-1月3日(木)

 展示室:山梨ジュエリーの今・企画展示(企画展示は1月8日まで)

 

 

 

 

 

 

展示概要

山梨県甲府市は2019年1月1日をもって開府から500年を迎えます。(1519年12月に武田信虎〈信玄の父〉が躑躅ヶ崎(現武田神社)へ石和より居を移し、甲斐の新府中「甲府」が誕生)
こうふ開府500年記念事業関連展示として、山梨ジュエリーミュージアムでは『宝石の街 甲府』展を開催します。
甲府市には県内にあるジュエリーの企業や工房の多くが集まっており、宝石の街として山梨の研磨宝飾産業において大きな存在感を示してきました。
山梨のジュエリーは、かつて金峰山一帯から水晶が産出したことを発端に、江戸後期には京都の玉つくりの職人が水晶加工の技術を金桜神社の神官たちに教えたことから始まったと言われています。加工技術はやがて水晶工芸と水晶研磨へと枝分かれし、水晶工芸は国の伝統的工芸品に指定された甲州水晶貴石細工へ、水晶研磨はジュエリーに用いる様々な宝石の研磨技術へとそれぞれ発展しました。
また、甲府の錺(かざり)職人に加えて、明治初期の廃刀令の施行によって仕事が激減した職人が静岡などから甲府へ移り住んだこともあり、錺=貴金属加工の技術と石の研磨技術が合わさり、装身具を生み出す産業が成立していくこととなります。
現在では、水晶のみならず世界各国から集まった宝石を加工し流通させる宝飾の一大集積産地となっています。
本展では明治期の水晶工芸から、現在のジュエリーまでを幅広く展示し、貴金属加工・宝石研磨・水晶美術彫刻の各分野を紹介しながら、それぞれの技術が世代を経て新しい価値を生みだそうとする取り組みもあわせて紹介します。

主な展示作品

ゆきのはな

ペンダント《ゆきのはな》
デザイン:西美由紀
制  作:山本製作所 山本 武
     ジュエリーフルヤ 古屋孝夫

 

待宵

リング/ブローチ《待宵》
デザイン:米山美香
制  作:河野水晶美術彫刻 河野道一
     ジュエリーアートクレアール
     久保寺今朝之

惑星

ブローチ兼ペンダント 《惑星》
デザイン:内田千奈美
制  作:クラウン商会 小宮山光夫
     株式会社KARAT 丹澤昌二

 

切子珠

かんざし《甲州貴石切子 切子珠》
デザイン・制作:
ジュエリークラフトフカサワ 深澤陽一

蜜

ペンダント《蜜》
デザイン:飯島恵子
制  作:光新宝飾

muse

リング《MUSE》
デザイン:雪江美恵子
制  作:株式会社山宝