トップ > 観光・スポーツ > 文化芸術 > 文化財 > 山梨の文化財ガイド(山梨県内の国・県指定文化財のデータベース) > 山梨の文化財リスト(有形文化財:工芸品) > 山梨の文化財ガイド(データベース)工芸品01
ページID:41584更新日:2022年11月8日
ここから本文です。
[目次]
国指定 重要文化財(工芸品) |
たち めいいち / 大正10年4月30日 / 甲府市古府中町 / 武田神社
銘一。長さ64.5cm、反り2.88cm。本太刀は姿・刃文・一の字の書体により鎌倉末期の吉岡一文字と鑑ぜられている。外装は花菱金蒔絵鞘で、江戸時代流行の儀礼用糸巻太刀拵で、近代の製作である。明治期に太政大臣三条実美が三条家伝来の名刀を信玄の霊に贈ったものである。 |
国指定 重要文化財(工芸品) |
たち びしゅうおさふねつねいえ ぶんあんにねんにがつひ つけたりいとまきたちこしらえ / 大正12年3月28日 / 富士吉田市上吉田 / 北口本宮冨士浅間神社
長さ70.8cm、反り1.9cm。本太刀は文安2年(1445)の年紀があるので、室町初期の三代目経家と思われる。本太刀は温健な直刃を焼いて美事に仕上げてある。谷村城主秋元喬朝の奉納で、当時の製作と思われる桐紋蒔絵鞘総金具赤銅魚子地金小縁家紋散らしの糸巻太刀拵が添えてある。 |
国指定 重要文化財(工芸品) |
もんちらしすかしつば<きんぞうがんめいはやしまたしち> / 昭和29年3月20日 / 北杜市 / 個人
十花形の鉄地に紋透象嵌を施す。表は十円文をめぐらし、桜花と九曜紋を交互に透彫りし、金布目象嵌を施す。地板には、唐草文を金銀布目象嵌で表す。茎孔の左に金象嵌銘を施す。 又七は、肥後細川藩の抱工で、主家の定紋を表した鍔である。この種のものの中でも特に優れた作であり、華麗である。 |
国指定 重要文化財(工芸品) |
しらこし / 昭和24年5月30日 / 甲斐市吉沢 / 常説寺
屋形輿で素木の板製とした板輿のため白輿と呼ばれている。屋形の間口0.89m、奥行0.95m、高さ1.02mの規模で、床の下部左右に長さ3.48mの轅と呼ぶ棒2本をとりつけて腰輿(手輿)の形式とされる。制作年次は明確でないが鎌倉時代に遡る古式のものとみとめられる。 |
国指定 重要文化財(工芸品) |
たんとう びしゅうおさふねともみつ おうあんにねんはちがつひ / 大正4年3月26日 / 甲州市塩山小屋敷 / 恵林寺
長さ27.4cm、反り0.15cm。平造、三ッ棟。身幅広く重ね薄く僅かに反りのついた典型的な南北朝短刀の姿をしている。作者倫光は長船派兼光の子と伝え、南北朝時代の名工である。本短刀は出来特に優れ、兼光の傑作を見るようである。 宝永2年柳沢吉保が、来国長の太刀とともに恵林寺へ奉納したものである。 |
国指定 重要文化財(工芸品) |
たち めい らいくになが つけたりいとまきたちこしらえ / 大正4年3月26日 / 甲州市塩山小屋敷 / 恵林寺
長さ79.3cm、反り2.5cm。本太刀は信玄佩用と伝えられ、信玄133回忌が、宝永2年(1705)恵林寺で行われたとき、施主の柳沢吉保から、長船倫光の短刀とともに奉納されたものである。外装は柳沢氏家紋の四ッ花菱紋蒔絵鞘、総金具赤銅魚子地金小縁家紋散らしの糸巻太刀拵で、奉納当時の製作と思われる。 |
国指定 重要文化財(工芸品) |
わにぐち / 昭和40年5月29日 / 富士川町舂米 / 明王寺
明王寺は真言宗の古刹で、奈良時代創建の伝承をもつ。この鰐口は、鋳銅で面径30.8cm、胎高12.3cm、縁高8.0cm。貞応3年(1224)の紀年銘をもち、鎌倉時代の特色をそなえた名作である。 |
県指定 有形文化財(工芸品) |
のうめん / 昭和42年8月7日 / 甲府市御岳町 / 金桜神社
御岳金桜神社の宝物として、武田勝頼・仁科盛信が奉納した鼓胴と一緒に蔵されている。神宝帳によると、古来から「イセキ」の面として名高く「甲斐国志」は勝頼の奉納としているが、作もこの時代に合致している。能面は全部で八面あり、うち二面には井関の銘、一面には出目重満の銘があり、他は無銘である。 |
県指定 有形文化財(工芸品) |
すみよしまきえてばこ / 昭和42年8月7日 / 甲府市御岳町 / 金桜神社
金桜神社宝物帳に「千木宮蒔絵手箱 武田信玄公母堂奉納」とされているもので、千木をいただいた住吉神社が島に浮かび、松樹と太鼓橋が配された意匠で、黒漆地に金平蒔の文様効果が密に現れた豪華なものである。 |
県指定 有形文化財(工芸品) |
かもんちらしまきえてばこ / 昭和42年8月7日 / 甲府市御岳町 / 金桜神社
意匠として各種の家紋が散らされている。所伝は明らかでないが、住吉蒔絵手箱と同様に武田家ゆかりのものであろう。 |