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ページID:69000更新日:2015年10月22日
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MKC0017 県指定 無形民俗文化財 |
平成25年7月11日指定 伝承地 山梨市牧丘町塩平地区 保持団体 塩平親郷会
「塩平の獅子舞」は、「お神楽舞」「神楽」とも呼ばれ、甲府盆地一帯に分布する獅子舞と同様に、1月14日、15日の道祖神祭と結びついて行われる。また、県内に伝わった太神楽(だいかぐら)系獅子舞の基本的な舞の種類・形態をよく伝え、地域の小正月行事において大きな役割を担うとともに、地域の人々の心の紐帯となっている点においても貴重である。 特色としては、次のような点が上げられる。 (1)獅子舞の役割が道祖神に奉納する神事的な獅子舞、1月14日のドンドン焼の後、公民館で行う娯楽性を持った獅子舞、1年の安全と健康を祈って全戸を回る廻礼舞(かれいまい)の3つの部分からなっていること。 (2)「御幣の舞」「幕の舞」「剣の舞」「狂いの舞」という、県内における太神楽系獅子舞の基本的な舞を高い芸のレベルを保持して伝承しており、これとは別に、番外の獅子舞として道化が獅子の真似をして面白おかしく舞う「余興の舞」を伝えており、小正月の獅子舞としての特色を一層強めていること。 (3) 上記の獅子舞に「三番叟(さんばそう)」が付随していることであり、現在、県内において獅子舞の露払いの舞として「三番叟」を舞う事例は他にはみられず、露払いの舞としての塩平の「三番叟」の伝承は貴重であるといえること。
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