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ページID:68574更新日:2015年9月29日
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NB0002 国指定 天然記念物 (社)山梨県観光推進機構 |
大正15年2月24日 指定 / 平成22年3月8日 追加指定 所在地 富士河口湖町、鳴沢村 所有者又は管理者 山梨県
富士山原始林には、青木ヶ原樹海をはじめ、弓射塚原始林や奥庭原始林が含まれ、植林地が多い富士山麓の貴重な自然林である。青木ヶ原樹海は、付近にある展望台から望めば、名称そのままに緑の海の感がある。この樹海の大部分は平安時代、貞観6~8年(864~866年)の貞観噴火で、富士山から流れ出した大量の溶岩流(青木ヶ原溶岩流)の上に形成された森林である。富士山原始林については、富士山周辺に存在する貴重な植物種や自然林的な植生が維持されてきたことに対する価値が評価され、大正15年(1926年)に、「富士山原始林」として精進口登山道の両側各100間(約181.8m)と大室山、弓射塚、御庭・奥庭周辺が天然記念物に指定された。また、平成22年(2010年)には、より広い範囲で青木ヶ原樹海地域の保護を目的として、当初の指定範囲に隣接する約816haが追加指定され、名称も「富士山原始林及び青木ヶ原樹海」と変更された。指定範囲は約1,600haになり、指定範囲全域が富士箱根伊豆国立公園となっている。
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