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ページID:70880更新日:2016年2月12日
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NB0006 国指定 天然記念物 |
昭和3年11月30日指定 所在地 南アルプス市寺部字今井 所有者又は管理者 南アルプス市
このケヤキは樹齢1000年と言われ、県内でも比類ない大木である。指定当時の規模は根元周囲が約17.28メートル、目通り幹囲約14.35メートルという日本最大級の規模である。 その所在地は南アルプス市に合併前の旧若草町(旧三惠村)、寺部集落の廃社跡の空き地にある。現在は木の根元に石の祠があるのみである。根はまがりくねって露出していて凹凸が多い。地上5メートルあたりから、かつては4~5本の大枝に分かれ、さらに上部で枝や葉が繁茂していて遠望すると大きな森のような様相を呈していた。 樹幹の基部は大きな空洞になっていて一時は直径3.7メートルもあった。この空洞は、数百年を経過した空洞だとも言われていた。昭和30年(1955)の風水害によって北側の大枝を失った。また、この空洞中に、人が入って失火したため樹幹の一部が焼け、今日ではその樹幹の基部の外郭の一部だけが残り、南北の2樹に分かれた形になっている。
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