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ページID:2653更新日:2020年11月16日
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管内の河川は、山中湖を源とする桂川に大月市及び上野原市を東流した河川が合流し神奈川県に入る相模川水系と、秩父多摩山系を源とする河川が集まり、東流して東京都に入る多摩川水系から成っています。
一級河川は相模川水系51河川、多摩川水系5河川の56河川で、流路延長は262.7kmです。
又、管内には321ヶ所の砂防指定地、108ヶ所の急傾斜地崩壊危険区域指定地、4ヶ所の地滑り防止区域指定地があります(平成27年6月8日現在)。
当管内は山岳地帯のため、いずれの河川も急流であり、浸食が進み深い谷状を呈しています。
このため、護岸工や堰堤工及び流路工を整備し、土石流等による災害の防止に努めています。
北部河川砂防担当は大月市、小菅村、丹波山村を担当しています。
大月市大月2丁目(大月東中学校の東の急傾斜斜面
↓着工前↓
↓完成↓
南部河川砂防担当は都留市、上野原市を担当しています。
都留市十日市場にある田原の滝はその昔、清流桂川と富士山溶岩の特殊地形が上下二段の滝を形成していました。特に下段の滝は直下七丈(約20m)もあり、松尾芭蕉が「勢いあり氷消えて滝津魚」と句を詠んでいるほど大変ダイナミックな滝だったそうです。しかし、岩盤の浸食や崩壊により明治31年には、1段の滝となってしまい、その後、昭和33年には高さ10mの砂防堰堤が建設されました。
本事業においては、滝周辺に露出している柱状節理を擬岩工法により復元し、周辺環境の整備を図るための工事を実施しました。
昭和30年以前の田原の滝
砂防えん堤 が設置された田原の滝
擬岩工が完成した田原の滝(平成21年4月)
私たちが担当させていただいている仕事は、大きく分けると3つに分けることができます。
山梨県には一級河川と二級河川あわせて610河川あります。一般的に河川は自由使用が認められていますが、次の場合には、申請・届け出が必要となります。
・河川区域内で工作物の新築・改築・除去等行う場合
・河川敷を排他的に使用する場合
・河川産出物(砂利・流水)を河川から採取する場合
・河川へ汚水を排出する場合
・河川法に基づく許可権を持っている方が、第三者に譲渡や地位承継を行う場合
※河川区域図は、富士・東部建設事務所で自由に閲覧することができます。
一級・二級河川において、河川占用、工作物の新築等をする場合の申請様式です。
河川との境界確認が必要とされる場合。
山梨県は、多くの山に囲まれ自然が豊かでありますが、土砂災害も発生しています。土砂災害は急傾斜地崩壊、土石流、地滑りに分けられ、一度発生すると甚大な被害を生じます。発生場所は、山腹や渓流などで起こりやすいため、家屋などを建てられる場合は、法律に係る場所かを当建設事務所で確認してください。