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県立学校のトイレ洋式化について
- 平成27年度時点で、高等学校における洋式トイレ設置率が20%台から70%台までと、学校間で大きな格差が生じていたことから、設置率の低い学校を対象に、平成29年度から平成30年度までの2ヶ年で、3台中1台以上の洋式化を実施しました。その結果、平成30年度末の洋式トイレ設置率は高等学校42.4%、特別支援学校84.3%となりました。
- しかし、家庭の洋式トイレの設置率は89.6%(平成20年度総務省調査)であり、県立学校の設置率は家庭とは大きく乖離している状況でした。
- 県立学校の多くは災害時の指定避難所となっており、熊本地震を受けた文部科学省検討会の緊急提言では、避難所に洋式トイレや多機能トイレを確保することの必要性が改めて示されました。
- 平成30年8月の高校生議会で、トイレ洋式化の要望が出されました。
- 平成30年度に新たな整備方針を設定。県立学校トイレ洋式化整備事業を令和元年度から開始し、令和4年3月をもって完了しました。
※整備後の生徒用洋式トイレの設置率(校舎): 高等学校 91.4% 特別支援学校 100%(令和4年4月1日現在)
<県立高等学校>
- 避難所に指定されている体育館、文化創造館のトイレを100%洋式化
- 校舎のトイレについては、避難所指定の有無に関わらず家庭環境に近い90%を洋式化
<特別支援学校>
- 児童生徒の障害の特性、介助、付添のし易さを考慮し、トイレを100%洋式化
整備スケジュール
- 令和元年度から令和3年度までの3ヶ年計画とし、令和元年度に全校の設計、令和2年度に避難所として指定された学校から優先的に整備、令和3年度にその他の学校の整備を実施。
- 令和元年度:整備対象の学校31校の設計(高校24校、特支7校)
- 令和2年度(第1期):避難所指定学校21校の洋式化工事(高校19校、特支2校)
(白根高校、巨摩高校、塩山高校、ひばりが丘高校、甲府東高校、甲府城西高校、甲府昭和高校、甲府西高校、甲府第一高校、上野原高校、甲府工業高校、韮崎工業高校、甲府南高校、日川高校、身延高校、韮崎高校、吉田高校、笛吹高校、富士北稜高校)(ろう学校、かえで支援学校)
- 令和3年度(第2期):その他の学校10校の洋式化工事(高校5校、特支5校)
(山梨高校、北杜高校、富士河口湖高校、都留高校、農林高校)(富士見支援学校、桃花台学園、わかば支援学校、ふじざくら支援学校、盲学校)
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