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文化財主事

業務内容

文化財主事は埋蔵文化財の発掘調査をはじめ、その調査成果や出土品の活用並びに史跡の整備等を通して貴重な埋蔵文化財を保護するという大切な仕事を行っています。特に、発掘調査を行う際には、「把握・周知」、「調整」、「保存」、「活用」という4つの業務において適切に業務遂行することが求められます。また、教育や観光、文化財を生かしたまちづくりなど地域に埋もれている文化遺産を掘り起こして光を当て、その魅力を発信することや郷土に誇りを持って暮らせるお手伝いも文化財主事の大切な業務です。

やりがい

遠い過去から受け継いだ県内の貴重な文化財を現代において大切に保護し、これを活用しながら後世に引き継ぐという非常に壮大な業務に携われることは、他の職種にはない大きな魅力であり、文化財主事のやりがいです。文化財を保存し活用することは、個性あふれる地域づくりの礎ともなることから、地域振興、観光振興等を通じて地方創生や地域経済の活性化にも貢献することが期待されています。また、発掘調査でいにしえの人々からのメッセージを最初に受け取れるのは文化財主事だけの特権です。

  • 主な配属先

    埋蔵文化財センターもしくは本庁の観光文化・スポーツ部文化振興・文化財課、世界遺産富士山課、県立施設(考古博物館、博物館等)に配属されます。

  • 異動について

    採用後は主に埋蔵文化財センターが最初の所属となり、埋蔵文化財の発掘調査・研究や保存・活用並びに史跡の調査・整備・活用等の業務に従事します。また、通常ではこれらの業務を一定期間経験した後に本庁の文化振興・文化財課や世界遺産富士山課で行政事務に携わったり、考古博物館などの県立施設への異動となり、文化財業務の幅を広げる実務経験を積むこととなります。なお、本人の適性や希望により人事交流として他の所属に異動となる場合があります。